SDGsバッジをつける4つの意味-購入方法や意味がないと感じる理由も併せて紹介

#SDGs#教育#知識#経営 2022.05.14

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【更新日:2022年6月3日 by 大川 智也

ビジネスパーソンや政治家といった人々がSDGsについての取り組みをカラフルな丸い形のSDGsバッジをつけてアピールしていることをみる機会も増えたのではないでしょうか。

しかし、このSDGsバッジについて「SDGsバッジをつける意味とは」「SDGsバッジはどこで購入できるの」といった疑問が多く寄せられています。

そこで今回の記事では、このSDGsバッジをつける意味とはについて、バッジの購入方法から意味がないと感じる理由までを徹底解説します。

▼SDGsについて詳しくはこちら

SDGsバッジとは?

洋服の胸元に、下の画像のようなカラフルなバッジをつけている人を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

SDGsの17のゴールにはそれぞれ色が振り分けられており、ゴールを示す17色が取り入れられているため、SDGsのバッジはカラフルになっています。

バッジの丸い形はSDGsのロゴであるカラーホイールとして世間に知られており、近年スーツのジャケットなどに付ける人が増えてきています。

SDGsバッジをつける4つの意味

では、SDGsのバッジにはどのような意味があるのでしょうか。4つの意味を挙げていきます。

SDGsへの取り組みを社外にアピールできる

SDGsは世界共通の目標です。よって、企業がSDGsに取り組むこと自体が企業のブランド力向上に繋がります。

そして、ブランド力の向上は「ステークホルダーとの関係性の向上」に繋がります。ステークホルダーとは利害関係者全般のことを指しています。株主、経営者、従業員、顧客、取引先など広範囲が意味に含まれています。

会社がSDGsに取り組むことで、社会貢献性などの面から、株主や顧客をはじめとして社会的に評価されることに繋がります。

このように、企業が社会的に評価されることで、従業員のモチベーション増加や取引先の拡大などのメリットになります。

SDGsを知るきっかけになる

バッジをつけている人が街を歩くことで、バッジを見た人がバッジの意味を知りたいと思い、SDGsを知るきっかけになることがあります。

SDGsバッジをつけることが、SDGsの宣伝になるのです。

SDGsバッジを活用することは企業だけでなく、学生や子供たちといった、これから社会を担っていく世代からも興味を持ってもらうきっかけになります。すでに世の中では、商品にもSDGsのロゴが印刷されたものがでてきているようです。

SDGsバッジが連帯感を生む

SDGsバッジをつけている人に出会う際や、すれ違った際に、「自分以外もSDGsに注力しているんだ」と実感することができます。

SDGsバッジを付けている人同士が、SDGsを達成しようとしているものとしての親近感を抱きやすくなりませんかSDGsバッジがSDGsに取り組んでいる全ての人を繋げるきっかけになります。

ただし、SDGsバッジをきっかけに話す時に、SDGsについてきちんと理解できていなければ、表面上だけSDGsに取り組んでいるという印象を与えかねないので注意しましょう。

SDGsに関する取り組みを実行しやすくなる

SDGsの取り組みを行いたいけど、なかなか周囲に認知されず行動を起こしにくいと感じている人もいるのではないでしょうか。

企業内で同じSDGsバッジを付けている人がいる場合、SDGsへの取り組みを意識する機会が増えるだけでなく、社員同士の一体感が生まれることにつながります。

バッジをつけることで、「この人はSDGsに注力しているんだ」と認識されるようになり、SDGsに関する取り組みを実行しやすくなります。

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SDGsバッジ17色の意味とは?

SDGsのカラフルなバッジはSDGsのシンボルマークであると紹介しました。

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と言います。

2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは、2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成されています。

SDGsでは経済や環境、社会の課題が幅広く取り上げられ、持続可能な社会を築き上げるために、国連が主導してさまざまな取り組みが広がっています。

SDGsバッジをつけている人が胡散臭いと感じる理由3選

では、なぜそもそもSDGsバッジを胡散臭いと思う方がいるのでしょうか。3つの理由を紹介します。

目標が胡散臭い

SDGsの目標自体を胡散臭いと感じてしまい、バッジに意味を見出せないと感じる人が存在します。

その理由として、目標が実現不可能だからと思う人がいるということが挙げられます。

SDGsには以下のような「すべて」「ゼロ」という言葉を使って掲げられた目標があります。

これらの「すべて」「ゼロ」という言葉は極端な言葉であるため、目標に現実味を感じられなくなり、SDGsは理想であると感じられてしまうおそれがあります。

また、いくらSDGsがSDGsの前身であるMDGsよりも包括的な目標を掲げていると言っても、そもそも17個の目標だけで全ての社会問題をカバーしているのか疑問視する声もあります。

メディアが過剰に報道している

近年、テレビでSDGsの特集が組まれる事が増えています。中には、身近なものをリサイクルする内容の特集などがあります。

しかし、テレビで行われている企画を実際に行うことはとても大変だと感じる人も存在するため、結果としてSDGsに意義があると分かっていても、SDGsをここまでやらなければいけないのかと感じてしまう人が出てきてしまうのです。

メディアが取り上げるような大きなものでなくとも、SDGsに繋がる行動はたくさんあります。よって、自分のやれることから少しずつ行うことが大切です。

SDGsに特化したメディアは、以下の記事で紹介しています。
《知らなきゃ損!》SDGsに特化したメディア|メディアがSDGsについて情報発信をする理由も解説

表面的なSDGs経営している企業が存在している(SDGsウォッシュ)

社会への貢献活動へ取り組みを行なっているアピールや、貢献意欲を示すことができるSDGsバッジですが、SDGsバッジは誰でも購入できてしまうため、SDGsに取り組んでいるかのように見せかけて、SDGsバッジをつけているだけの人も一定数存在します。よって、SDGsバッジに対する不信感が生まれてしまい、SDGsバッジの信頼性が低くなり、胡散臭いと言われてしまう要因になっています。

また、表面だけでSDGsへの取り組みをアピールしていることを「SDGsウォッシュ」といいます。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

▼SDGsの問題点についてはこちら

《完全網羅》SDGsの7つの問題点|現状の課題と解決策

SDGsバッジはどんな人ならつけることができる?

SDGsのバッジは誰でもつけられます。しかし、前述したようにSDGsに取り組んでいるかのように見せかけて、SDGsバッジをつけているだけにならないようにすることが大切です。

SDGsバッジの購入方法とは?2つの購入方法

①国連機関から購入する

国連機関では、SDGsを世界目標として採択した会議が行われていました。そんな国連関連機関では、SDGsバッジを買うことができます。

しかし、英語のサイトで購入手続きをする必要があるため、少し手続きが大変です。

UNITED NATIONS BOOKSHOP

国連本部|$35/10個(1つあたり429.89円)

②日本の製造会社から購入する

日本のバッジ製造会社でもSDGsバッジが購入できます。

さまざまな会社から発売されており、自分の好きなバッジのデザイン・サイズ・留め具(留め金)を選べます。手軽に購入できるため、おすすめです。

楽天市場

楽天|¥1070〜/1個

Amazon

Amazon|¥799〜/1個

まとめ|SDGsバッジの意味を理解してつけよう

今回は、SDGsバッジの意味についてご紹介しました。

バッジをつけて満足して終わり、ではなく連帯意識を持って、世界中がSDGsの取り組みに注力するようにしていけることが理想です。

また、SDGsのバッジ自体がSDGsの宣伝になるため、これを機に取り組みの一環としてバッジを購入してみるのは如何でしょうか。

SDGsとは

SDGsは「<strong>Sustainable Development Goals」の略称</strong>です。日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。

2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは、<strong>2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成</strong>されています。

SDGsでは経済や環境、社会の課題が幅広く取り上げられ、持続可能な社会を築き上げるために、国連が主導してさまざまな取り組みが広がっています。

SDGs CONNECTでは、SDGsの各目標ごとに解説記事を公開しています。

▼各目標の詳細は以下の画像をクリック

▼SDGsについて詳しくはこちら

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