《知らなきゃ損!》SDGsに特化したメディア|メディアがSDGsについて情報発信をする理由も解説

#教育 2021.12.13

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【更新日:2021年12月17日 by 三浦莉奈

近年、テレビや雑誌でSDGsの特集を見る機会が増えてきました。

なんとなく手に取った雑誌で特集が組まれていたり、たまたまつけたテレビ番組でSDGs関連のことを放送しているということも少なくないと思います。

では、何故メディアがSDGsの普及に力を入れているか理由をご存知でしょうか?

今回はSDGsに特化したマスメディアとWebメディアについて紹介しつつ、メディアがSDGsの普及に力を入れる理由の1つである「SDGsメディアコンパクト」について解説します。

SDGsメディアコンパクトとは

メディアコンパクトの概要

「SDGメディア・コンパクト」は、2018年9月に世界中の報道機関とエンターテインメント企業に対し、その資源と創造的才能をSDGsの目標達成のために活用するよう促すことを目的として設立されたもので、SDGsの目標達成に向けた参画の拡大に協力するためのものです。

テレビ局や新聞社をはじめとしたメディアは、日本の情報提供の柱として「SDGメディア・コンパクト」に参加している企業が多く存在します。

メディア・コンパクトに参加する各報道機関は、各企業の価値観やルール、方針をに基づき、アクション方法を企業ごとに独自に定めることができます。

そのため、メディアコンパクトに参加する企業はSDGsの広報について責任を持ち、企画や運営を行う必要があるのです。

参考:https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdg_media_compact/

日本のSDGsメディアコンパクト参加企業

一覧

・テレビ愛知

・秋田放送

・秋田テレビ

・朝日放送グループホールディングス

・朝日新聞出版

・bayfm

・新潟放送

・BS朝日

・BSフジ

・BS日本

・BSS山陰放送

・バズフィードジャパン

・中部日本放送グループ

・千葉テレビ放送

・中海テレビ放送

・中京テレビ放送

・テレビ愛媛

・FM FUJI

・FM くらしき

・フジテレビ

・福井テレビ

・福岡放送

・福島テレビ

・HBC北海道放送

・ヘッドライン

・ハースト婦人画報社

・東日本放送

・広島ホームテレビ

・広島テレビ

・HTB北海道テレビ放送

・MRO北陸放送

・ハフポスト日本版

・石川テレビ放送

・あいテレビ

・IBC岩手放送

・岩手めんこいテレビ

・J-WAVE

・J:COM

・NHK

・関西テレビ放送

・キャッチネットワーク

・北日本放送

・高知さんさんテレビ

・講談社

・熊本県民テレビ

・テレビ高知

・MBS

・南日本放送

・宮崎日日新聞

・テレビ宮崎

・宮崎放送

・NBC長崎放送

・長崎国際テレビ

・メ~テレ(名古屋テレビ放送)

・南海放送

・NHKエンタープライズ

・日本海テレビ

・日刊工業新聞

・日経BP

・ニッポン放送

・文化放送

・日本テレビ

・ラジオ大阪

・OBS大分放送

・岡山放送

・中国放送

・RKB毎日放送

・熊本放送

・RSKホールディングス

・琉球放送

・サガテレビ

・SBC信越放送

・SBS

・聖教新聞

・KSB瀬戸内海放送

・四国放送

・テレビ静岡

・TBSホールディングス

・テレビ長崎

・TNCテレビ西日本

・テレビ大阪

・テレビ埼玉

・テレビ山梨

・朝日新聞

・中国新聞

・料理通信社

・福島民報

・ジャパンタイムズ

・毎日新聞

・日本経済新聞

・産経新聞

・札幌テレビ放送

・静岡新聞社

・STVラジオ

・山形新聞社

・山梨日日新聞社

・読売新聞

・東海テレビ放送

・テレビ大分

・富山テレビ放送

・TSKさんいん中央テレビ

・テレビ新広島

・チューリップテレビ

・テレビ朝日

・テレビ金沢

・TSCテレビせとうち

・テレビ信州

・テレビ東京ホールディングス

・TUFテレビユー福島

・テレビ山口

・UHB 北海道文化放送

・Yahoo! JAPAN

・山形放送

・山形テレビ

・山口放送

・山梨放送

・tbc東北放送

引用:https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdg_media_compact/sdg_media_compact_members/

おすすめのSDGsマスメディア3選

講談社「FRaU×SDGs」 

講談社は2018年12月20日に国内の女性誌として初めて、SDGsを全ページにわたり特集した雑誌『FRaU(フラウ)』を発売しました。

表紙には女優の綾瀬はるかさんを起用し、印刷にはFSC森林認証紙を使用しており、世界各国の取り組みやビジネスを取り上げ、SDGsが掲げる社会課題の解決につながるライフスタイルを提案する内容となっています。

「世界を変える、はじめかた」と題したSDGs特集号では、生活者・ライフスタイルの視点で「SDGs」「サステナビリティ」をめぐる世界の動向と国内の取り組みを紹介しています。

SDGsを特集している号は、この「FRaU」1月号のみですが、『FRaUweb』ではSDGsに関する記事を多く記載しているほか、講談社では、「FRaU×SDGsプロジェクト」の会員を募集しています。

「FRaU×SDGsプロジェクト」の会員とは、世界中を取り巻く社会問題や環境問題の解決に深い関心を持ち、ご自身が勉強する、アクションを起こすなど、FRaUとともにSDGsのゴールを目指すみなさんの情報共有と共創のためのチームです。

入会特典として下の4つが用意されています。

1.FRaUオリジナルのSDGs情報を知れる

FRaUから国連や国内外の最新情報、SDGsのイベント情報、FRaUに関する情報などを知ることができます。

2.FRaU主催のイベントにゲストやスタッフとして優先的に参加できる

SDGsに関するサステナブルな料理イベントや勉強会など、このようなイベントに優先的に参加できます。

3.FRaUのSDGs企画に参加できる

アンケートや取材に協⼒したり、座談会、撮影などの企画に参加できます。またそれらは、FRaU誌面やFRaU webの企画・記事作成、又SDGsの実現のために活用されます。

4.毎月エシカルグッズのプレゼント企画を実施

長く使えることを目的とした修復可能なビニール傘「Ca Et La(サエラ)」や、環境にやさしい洗浄剤を扱うドイツのブランド「sonett(ソネット)」の食器用洗剤など、毎月FRaUがおすすめするエシカルグッズを抽選で獲得することができます。 

参考:https://gendai.ismedia.jp/list/special/frau_sdgs

参考:講談社『FRaU』、女性誌初のSDGs特集号を発売 | サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan

TBS「地球を笑顔にするweek」

「地球を笑顔にするWEEK」とは、2021年4月26日(月)~5月5日(水)に行われたTBSのSDGsの広報の強化イベントのことです。

大使として、木村佳乃さん、設楽統さん(バナナマン)、日村勇気さん(バナナマン)、山之内すずさん、安住紳一郎さん(TBSアナウンサー)を迎え、行われました。

さまざまな番組でSDGsをテーマにした企画が放送されたり、各情報番組のMCを務めるアナウンサーやタレント、お笑い芸人の方がそれぞれのSDGsへの想いや取り組みを動画で伝える企画も行われました。

またそれ以外にTBS所属のアナウンサーが17のゴールへの取り組みを伝えた動画も公開されています。

また番組としては「やってみようよSDGs 地球を笑顔にするTV」という番組が放送されました。

この番組は「地球を笑顔にするWEEK」に先立ち「SDGsとは?」をコンセプトに、大使の木村佳乃さん、設楽統さん(バナナマン)、日村勇気さん(バナナマン)、山之内すずさん、安住紳一郎さんがSDGsの17のテーマを学びながら、「私たちが地球を笑顔にするために一体何ができるのか考えていこう」という番組でした。

また大使の他に、国連広報センター所長の根本かおるさんが招かれ、解説を担当しました。

参考:http://www.tbs.co.jp/program/SDGs_Week_20210425/

参考:http://www.tbs.co.jp/SDGs_week/

琉球新報「OKINAWA SDGs プロジェクト」

「Okinawa SDGs プロジェクト」は、沖縄の企業、団体、行政、教育機関などが、あらゆるセクターを超えて連携してSDGsに取り組むために、2020年に発足しました。

このプロジェクトは、琉球新報社が主催し、6月時点で沖縄県内17の企業・団体が参画しています。

「Okinawa SDGs プロジェクト」は、SDGsの各テーマに関する県内外の具体的な事例を学び合う会や、SDGsを一緒に体験するフィールドワークなどをしながら、参画メンバー間で連携して様々な社会課題の解決に向けたプロジェクトを立ち上げ、SDGsのゴールを達成するための実践的な活動として取り組んでいきます。

そして、「Okinawa SDGs プロジェクト」全体が「株式会社沖縄」としてひとつにつながり、2030年の沖縄を今よりも豊かにしていくことを目指しています。

参考:https://ryukyushimpo.jp/pages/SDGs-02.html

おすすめのSDGsWEBメディア3選

朝日新聞「SDGs ACTION!」

SDGs ACTION!は、朝日新聞デジタルが運営しているSDGsに特化したWEBメディアです。中高生向けにSDGs教育を進める内容の新聞を発刊したり、4年前から大学生向けに社会課題解決のための活動や、日頃の研究や活動に基づいた独創的な企画やアイデアを募るアワードを開催するなど、メディアとして発信するだけではないSDGsの取り組みを行なっています。

大学生向けのアワードは「SDGs クリエイティブアイデアコンテスト」というコンテストで、2021年も開催されました。

コンテストの概要としては、GIGAスクールの「1人1台」で表現するクリエイティブな「SDGs達成に向けた解決アイデア」を小・中・高校より募集するというものです。

より良い未来づくりに向けて世界の様々な問題を知り、自分の身近に引き寄せて考えることは、これからの社会で求められる「創造的問題解決能力」を育む最適な学びとなるという考えの元、GIGAスクール構想で子どもたちの手に渡った新しい ”文房具” であるPCやタブレットを活用し、自ら考えたことやアイデアを表現し、他者と協働して解決に取り組む意識や力を育む機会を提供するコンテストです。

SDGs ACTION!のサイトはこちら▼

【SDGs ACTION!】朝日新聞デジタル (asahi.com)

参考:https://www.asahi.com/sdgs/brand/adobe2021

千葉商科大学「MIRAI Times」

MIRAI Timesとは、千葉商科大学が運営しているWEBメディアです。

「社会の未来を育てる」をコンセプトに、持続可能な未来を見据え、さまざまな情報を発信しています。

 このサイトでは社会の未来を育てるために、知りたいこと、知っておいた方がいいことを分かりやすく伝えています。

千葉にある大学のため千葉の企業に学生がインタビューした記事や学生団体の取り組みなど特有の記事が掲載されているのが特長です。

MIRAI Timesのサイトはこちら▼

MIRAI Times|SDGsを伝える記事が満載|千葉商科大学 (cuc.ac.jp)

参考:https://www.cuc.ac.jp/om_miraitimes/

dip株式会社「SDGs CONNECT」

みなさんが今見てくださっているこの「SDGs CONNECT」もSDGsを専門に扱うWEBメディアです。

運営元はdip株式会社で、SDGsに関する基礎知識から企業へのインタビュー記事など、さまざまな記事を公開しています。

SDGs CONNECTは、SDGsの視点で社会を俯瞰し、企業として、個人として、未来に続く持続的な社会をつくるための一歩を踏み出せるメディアとして設立されました。

そのため、SDGsの取り組みをただのボランティアとせず、社会に組み込んでいくために「SDGsと社会をCONNECTする(繋ぐ)」をビジョンに掲げています。

SDGsに関する基礎知識から企業の取り組みを紹介しているほか、実際に企業や団体に赴いてインタビューさせていただいている記事も多く掲載されていることが特長です。

またこのメディアの特長として、編集部員の9割以上が現役の大学生であることがあげられます。

これからの日本を背負う若い世代の関心やリアルな声をお届けしています。

今回の記事でもし興味を持っていただけたら他の記事もぜひご覧ください。

SDGs CONNECTのサイトはこちら▼

SDGs CONNECT | SDGs専門メディア (sdgs-connect.com)

SDGsとは

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。

2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは、2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成されています。

SDGsでは経済や環境、社会の課題が幅広く取り上げられ、持続可能な社会を築き上げるために、国連が主導してさまざまな取り組みが広がっています。

SDGs CONNECTでは、SDGsの各目標ごとに解説記事を公開しています。

▼各目標の詳細は以下の画像をクリック

▼SDGsについて詳しくはこちら

まとめ

今回はSDGsメディアについて解説してきました。

メディアが何故SDGsに力を入れているのか、またどのようなメディアがあるのかということが分かっていただけたでしょうか?

私たちのようなWEB媒体以外にも、新聞やテレビ、雑誌などでもSDGsを紹介しているものもあるのでぜひ自分にあった媒体でSDGsの学びを深めていただけたら幸いです。

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