《簡単に解説!》小学生のためのSDGs|明日からできる取り組みも解説

#教育 2021.12.09

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今の世界には、さまざまな問題があります。

お金がなくて家もない人がたくさんいたり、きれいな水を飲めない人たちがいたり、はだの色がちがうだけで差別されたり、学校やニュースで聞いたことがある人もいると思います。

これらのような問題をなくすために、最近SDGsというものができました。

しかしSDGsと聞くと英語だし少し難しそうで、何のことかよくわからないですよね。

そこで今回は、SDGsについてわかりやすく説明し、私たちにできることについて考えます。

小学生でもわかる!SDGsってなんだろう

今、世界で起きている問題ってなんだろう?

SDGsについて知る前に、今世界で起きている問題を知っておきましょう。

この写真は、海に捨てられたたくさんのプラスチックゴミの写真です。

このようなプラスチックゴミが海にあると、海がきたなくなり海の生き物が住めなくなってしまいます。

また、まちがえてゴミを食べた魚を食べてしまった人が、病気になることもあります。ゴミの問題は、海だけではなく森や川などいろいろな場所で起こっています。

上の写真は、争いによって命が危なくなった人が他の国や地域ににげている写真です。このように故郷を追い出されてしまう人々のことを「難民」と言います。

無事ににげることができても、にげてきた人たちはお金も家もない人たちなので、そのあとも大変です。
2020年の時点では、難民は世界で8240万人もいるとされています。

東京の人口の約1397万人と比べるととても多いことがわかります。

この写真は差別を反対する人たちが、差別をなくすことを呼びかけている写真です。
差別というのは、他の人を自分とちがうからという理由でいじめたり、普通の人とはちがうように扱うことです。

この写真では、黒人やLGBTQという性的マイノリティの人たちに対する差別をなくそうと呼びかけていますが、他にも女性差別や生まれた国や地域によっても差別が起きています。

このほかにも世界には様々な問題があります。それを解決するために決められたのがSDGsです。

LGBTQについてくわしくはこちら▼

SDGsの目標を学ぼう!

SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略で、日本語では「持続可能な開発目標」と言います。
持続可能な開発目標とは?と思うかもしれませんが、簡単にいうと、「今ある問題を解決して未来の世界をより良いものにしていくための目標」ということです。

2030年までに今ある問題を解決するため、SDGsには17個の目標があります。

1.貧困をなくそう
世界の全ての貧しい人を助ける。

2.飢餓をゼロに
全ての人が満足に食べ物を食べられるようにする。

3.すべての人に健康と福祉を
全ての人が健康で幸せになれるようにする。

4.質の高い教育をみんなに
全ての人が学校に通えるように、良い教育を受けられるようにする。

5.ジェンダー平等を実現しよう
男女の平等を実現する。

6.安全な水とトイレを世界中に
全ての人がきれいな水とトイレを使えるようにする。

7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
全ての人が安くて安全な、電気などのエネルギーを使えるようにする。

8.働きがいも経済成長も
働かないといけない子どもをなくし、全ての人が人間らしく生きられるための社会を作る。

9.産業と技術革新の基盤をつくろう
新しい技術を開発して、世界のみんなに広める。

10.人や国の不平等をなくそう
世界中の全ての不平等を減らす。

11.住み続けられるまちづくりを
だれもがずっと安全に暮らせるまちをつくる。

12.つくる責任つかう責任
つくる人もつかう人も、かんきょうのことを考える。

13.気候変動に具体的な対策を
地球を守るために行動する。

14.海の豊かさを守ろう
海の資源を守り、大切にする。

15.陸の豊かさも守ろう
陸の資源を守り、大切にする。

16.平和と公正をすべての人に
全ての人が平和で安全に暮らせるようにする。

17.パートナーシップで目標を達成しよう
世界中の全員で協力する。

これらの目標を達成するため、世界ではさまざまな取り組みが行われています。

小学生でもできる!SDGsへの取り組み

SDGsをもっとくわしく!ゲームで楽しく学べるSDGs

SDGsの17のゴールを達成する上で大切なのは、SDGsについてもっとくわしく知ることです。
しかし、「難しい話を読んだり聞いたりするのは大変そう。」「もっと楽しみながら勉強したい。」と思う人も多いと思います。
そこでおすすめなのが、SDGsを遊びながら学ぶことができるゲームです。

スマホのアプリからカードゲームやすごろくまで、さまざまな種類のゲームがあります。友達や家族と気軽に遊べるものが多いので、ぜひみなさんも遊んでみてはいかがでしょうか?

▼SDGsのゲームについてくわしくはこちら

私たちが今日からできる4つのこと

SDGsについてくわしく知ること以外に、私たちにできることはあるのでしょうか。

SDGsはとても大きな目標なので難しく思うかもしれません。しかし、実際に私たちができる身近なことは意外にもたくさんあります。

水を出しっぱないにしない

私たちがいつも使っている水は貴重な資源です。世界には水不足にで困っている国もあり、私たちが使っている水には限りがあります。私たち1人1人が水をむだにしないように気をつけることで、SDGsの達成にこうけんできると思います。水を節約することで、水を出すための電気を節約することもできるのでいいことだらけですね。

【関連目標:1番、2番、10番】

電気をこまめに消す

私たちがいつも使っている電気の約60%は、火力発電という発電方法で発電されています。しかし火力発電をすると、同時に二酸化炭素も作られます。二酸化炭素は、地球温暖化の1つの原因と言われているので、電気をこまめに消すことは地球温暖化を防止することにもつながるのです。

【関連目標:11番、15番】

食べ物を残さない

食べ残しをしないことはゴミ問題の解決にもつながります。世界には食べたくても食べられない人がいるということを考えると、食べ物を残すことはとてももったいないことがわかると思います。貧しい人のためにもかんきょうのためにも、食べ物をできるだけ残さないように心がけてみてください。

【関連目標:10番、11番、15番】

エコバッグを持ち歩く

買い物の時にエコバックを持ち歩くことで、レジぶくろなどのゴミを減らすことができます。最近レジぶくろをもらうのにもお金がかかるようになったので、お金の節約にもなりますね。

【関連目標:11番、12番、14番、15番】

まとめ

今回は、SDGsについてわかりやすく解説しました。
私たちが今日からできることが意外にもたくさんあることも学びましたね。
今日しょうかいしたことの他にも、SDGs達成のためにできることはたくさんあると思います。

みなさんもSDGs達成に向けてできることを、今日からぜひやってみましょう!

SDGsとは

SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。

2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは、2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成されています。

SDGsでは経済や環境、社会の課題が幅広く取り上げられ、持続可能な社会を築き上げるために、国連が主導してさまざまな取り組みが広がっています。

SDGs CONNECTでは、SDGsの各目標ごとに解説記事を公開しています。

▼各目標の詳細は以下の画像をクリック

▼SDGsについて詳しくはこちら

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