【最新版】ESGランキングTOP15|上位5社のESGの取り組み事例も紹介

#SDGs目標10#SDGs目標13#SDGs目標3#SDGs目標5 2021.11.18

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近年、「ESG」に取り組む企業が増えているのをご存知でしょうか?

企業が長期的に安定して成長するために、ESGの取り組みは必要不可欠と言われています。

また、投資家が企業価値を測る方法は、財務状況や業績の分析ではなく「ESGに配慮した取り組み」を行っているかで測ることが主流になりつつあります。

今回は、注目の高まる「ESG」に配慮した取り組みを行う企業をランキング形式で紹介し、上位にランクインしている企業がどのような取り組みを行っているのか、解説していきます。

ESGとは?

ESGとは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をあわせたものです。

ESGへの取り組みは、将来的な事業のリスクを回避し、企業の長期的な成長に必要不可欠です。今まで、企業の評価軸は売上などの財務諸表や業績に基づいた情報が主流で、それ以外の分野は幅広く評価されていませんでした。

将来の企業価値を測る上でもESGの考え方が広まっているといえます。

一方でESGには明確な定義が存在しておらず、それぞれの評価機関が指標を定め、評価しています。

ESGは、企業価値を測る大事な指標として、近年注目されています。しかし、SDGsのように公的な機関が定めたものではないため、指標が評価機関によって異なるというような特徴を持っています。

▼ESGについてさらに理解を深めたい方は、こちらをご覧ください。

ESGランキングとは

ESGランキングとは、ESGを重視した取り組みを行う優れた企業をランキング形式で示したものです。

ESGランキングの上位に入った企業は、投資家や資産運用会社から高い評価を受け、資本コストを安く投資を受けたり、債券を発行できるというようなメリットを得られます。

近年は、ESGの観点から企業を評価して投資するESG投資が主流となっているため、投資家が簡単に優良企業を探し出せるツールとしてESGランキングが用いられています。

ESGランキングの評価方法

このランキングの評価基準を説明します。
今回参考にさせていただくのは、東洋経済新報社が2016年から毎年発表している「ESG企業ランキング」です。

東洋経済新報社では、環境(28項目)、社会性(30項目)、企業統治(38項目)、人材活用(45項目)の4分野で評価をしています。それぞれ100点満点の計400点満点の評価です。

【2021年】ESGランキングTOP15

ESGランキングTOP15は以下の企業です。

引用:CSR企業白書2021年版

【2021年】ESGランキングTOP5企業の取り組み事例

次に、ESGランキングTOP5企業が行っているESGの取り組み事例をご紹介していきます。

第1位:SOMPOホールディングス

第1位はSOMPOホールディングスです。
SOMPOホールディングスは、国内損害保険事業を中心に、国内生命保険事業、海外保険事業、金融・サービス事業を展開する企業です。
SOMPOホールディングスはESGランキングで昨年に続き1位を獲得しており、ESGに関して安定した地位を獲得している企業と言えます。

SOMPOホールディングスの特徴

SOMPOホールディングスは気候変動や人権問題、地域社会への配慮を事業プロセスに取り込み、持続可能な社会の実現に貢献しています。
SOMPOホールディングスは特に環境問題に注力し、環境負荷の削減などに積極的に取り組む姿勢が評価されました。

SOMPOホールディングスのESGの取り組み

  • 新型コロナウイルスに向けた取り組み
    従業員の安全確保のため、グループ各社で「テレワーク・時差通勤」を推奨をしています。
    また、その他にも新型コロナウイルス感染症を補償する保険の商品改定を行ったりと商品もニーズにあったものを提供しています。
  • 「働きたい会社」目指して
    2020年4月から「働きたい会社」を目指した人事戦略を開始させました。これからの未来を担う、能力開発支援やグローバルな人材の育成を行っています。
  • GHGの排出量の削減
    2030年までに約21%、2050年までに約51%削減を目標として(いずれも2017年比)GHGの削減を環境への取り組みの主軸として行なっています。

第2位:オムロン

オムロンは昨年の3位から順位をあげ、2位となりました。オムロン株式会社の主な事業は、制御機器事業やヘルスケア事業を中心としています。日本のみならず約120の国々でサービス提供をしている企業です。

オムロンの特徴

オムロンは、「グリーンオムロン2020」という環境方針を構築しており、業績目標と事業戦略・サステナビリティ木業を中期経営計画で一体としている点が特徴です。

オムロンは、ガバナンスの面で特に評価が高く、持続的な企業価値の向上を実現するために「オムロンコーポレートガバナンスポリシー」を制定し、経営の透明性や公平性を図っている点で特に評価されました。

海外へのサービス展開も行っているオムロンでは、日本のESGランキングだけではなく、海外のESG指標においても高い評価を得ており、連続して選定されるなど、世界的なESG企業の一つでもあります。

オムロンのESGの取り組み

  • 梱包材使用料を2018年度比で国内14%減を達成
    海外においては生産ラインの移管や拠点集約の対応により、一時的な製品在庫が積み上がったため梱包材使用量が増加するなか、中国(上海)では通い箱(循環型の箱を意味するものです。
    例えば、A工場とB工場があります。その二つの工場を行き来して、循環させる箱のことをさします。)の利用を拡大、中国(大連)では緩衝材を削減、欧州(イタリア)では部品調達における発注量の見直しをおこない、プラスチックの使用量を10〜20%削減しました。
  • 継続したリサイクル活動
    2007年度から首都圏、2010年度からは関西圏にて自動販売機や改札機などの商品リサイクルに継続的に取り組んでいます。

引用:持続可能な取り組み(製品・生産) | 環境マネジメント | サステナビリティ | オムロン

第3位:J.フロント リテイリング

J.フロントリテイリングは大規模都市にある百貨店(大丸や松坂屋など)事業やパルコをはじめとするショッピングセンターを展開する企業です。

J.フロント リテイリングの特徴

J.フロント リテイリングは、サステナビリティの概念を企業戦略および事業戦略に組み込むことで、将来の成長に向けた「持続可能な経営の枠組み」を獲得できると考えています。

そこで「持続可能性」とj.フロント リテイリングの強みである、「つくる人とつかう人をつなぐ能力」をかけ合わせた視点で、独自の新しい豊かさを「Well-Being Life」と位置づけ、グループビジョンのゴールとしています。

引用: https://www.j-front-retailing.com/sustainability/sustainability_management.php

J.フロント リテイリングのESGの取り組み

  • 温室効果ガスの削減
    2030年までにScope1・2温室効果ガス排出量40%削減を目指しています。
  • ジェンダー平等の促進
    女性管理職比率を2025年までに30% 、 2030年までに50%を目指しています。
    また、2030年までに男性育児休暇取得100%、2025年までに育児・介護離職0%
    というのも目指しています。

第4位:富士フイルムホールディングス

富士フイルムホールディングスは2021年3月に「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」環境サステナブル企業部門で選定委員長賞・銅賞を受賞しました。

富士フイルムホールディングスの特徴

富士フイルムホールディングスは主軸である、プリンターの技術を活用して多くの事業を手がけています。
「ヘルスケア」・「マテリアルズ」・「ビジネスイノベーション」・「イメージング」という4事業セグメントに再編し、さらに力を入れています。

富士フイルムホールディングスのESGの取り組み

  • 気候変動問題に対する取り組み
    気候変動に対して、2030年度までに当社グループによるCO2排出を30%削減することを目標としています。
    また、2030年度までに購入電力の50%を再生可能エネルギーに転換することも目標として掲げています。
  • エネルギーの転換に向けた取り組み
    新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が産官学連携で開始した、電気自動車向けの次世代蓄電池「全固体リチウムイオン電池」の開発につき、自動車メーカーや電池メーカーなど全23社の1社として参画します。

第5位:KDDI

KDDIはESGランキングに毎年上位にランクインしています。豊かなコミュニケーション社会の発展を目標にしており、「暮らし・ビジネス・グローバル」を1つにつなぐ役割をはたしています。

KDDIの特徴

KDDIの特徴は、「エネルギー分野」と「海外事業」の2点に強みを持っている点です。
エネルギー分野では、新電力のauでんきが成功をしており、ほかの通信会社と比較しても、トップレベルの契約数を誇っています。
海外事業では、ターゲットをインフラの不十分な国に絞り、通信サービスを提供することで発展途上国の生活基盤を向上させることに貢献しています。

KDDIのESGの取り組み

  • ジェンダー平等促進のための取り組み
    2017年4月から同性パートナーの家族・配偶者を社内制度に適用しました。同性パートナーも平等に各種手当を受けられる仕組みを採用しました。
  • 働き方を変えるための取り組み
    労働生産性を図るために、2017年3月期から「働き方変革推進委員会」を発足しました。「働き方変革推進委員会」は、社員の労働時間を適切に把握する努力が不十分であったことを新しいに反省し、働き方改革について、これまでに以上に実効性のある取り組みを全社一丸となって行うべく、2017年1月に総務・人事本部長を委員長とし、全本部長を委員とする「働き方変革推進委員会」が立ち上げられました。

引用元:https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2019/03/29/3703.html

最後に

今回はESGとそのランキングについて解説しました。
現在、企業を評価する上で、重要な指標となってきているESGランキングを見させていただき、企業の将来性を感じることができました。

投資活動をする際には、ぜひご活用してみてください。

さまざまな企業様の対策を見ることができて、とても勉強になりました!皆さんも企業の本質的なものを見たい時にはぜひESGランキングをごらんください!

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