SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」日本と海外の取り組み事例を紹介

2022.03.11

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SDGs14「海の豊かさを守ろう」への取り組みは世界で問題になっています。

海は世界中に広がっており1ヵ国の問題ではありません。そんな海の問題に世界はどう取り組んでいるのでしょうか。

今回はSDGs目標14「海の豊かさを守ろう」の実際に行われている日本・海外の取り組みを紹介します。

SDGs14「海の豊かさを守ろう」とは

海を守るためにある目標がSDGs目標14「海の豊かさを守ろう」です。
海には今様々な問題があり、この問題を解決するために10個のターゲットを掲げたSDGsの目標のうちの一つです

現在、SDGs目標14ではプラスチックごみなど数々の問題があります。
この問題を解決するために日本と海外共に多くの企業が様々な取り組みをしています。

▼SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」について詳しくはこちら

SDGs14達成のための日本企業の取り組み事例 3選

株式会社TBM|LIMEX

株式会社TBMは2011年創業のベンチャー企業で、紙やプラスチックの代替となる革命的新素材「LIMEX」を開発しました。

LIMEXとは石灰石をベースとしたプラスチック・紙の代替製品を成形、またリサイクルが可能な新しい素材です。

石灰石は地球上に無尽蔵にあり、枯渇する心配がない資源といわれています。

LIMEXで作られた製品はプラスチックの代替商品になるため、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」で問題になっているプラスチックゴミの問題を解決する取り組みになります。

参照:株式会社TBM

株式会社TBMのインタビュー記事はこちら▼

株式会社SUSTAINABLE JAPAN|SEABIN

株式会社SUSTAINABLE JAPANは、​海洋浮遊ゴミ回収機SEABIN(シービン)で海洋ゴミ回収を行いながら、SEABINを日本に普及させるため国内で販売・リース活動を行なっています。

SEABINとはオーストラリアのサーファーが開発した海洋浮遊ゴミ回収機です。

SEABINは直径約50cmのポンプの付いたポリバケツのような形状で、海に浮遊しているごみを吸い寄せ、海水と共にごみを回収することができます。

ゴミは本体の中にあるネットに引っ掛かり、海水がろ過されて海に戻される仕組みとなっています。

ペットボトルやタバコの吸い殻、ビニール袋といった大きなごみはもちろん、マイクロプラスチックや油なども自動で回収できるようになっています。

参照:株式会社SUSTAINABLE JAPAN

テンセンス株式会社|エコプレッソ

テンセンス株式会社はエコプレッソの開発、販売やカフェ事業を経営している会社です。

エコプレッソとは2016年大阪天満橋の小さなカフェから生まれたクッキーカップです。

エコプレッソは、中身を飲んだ後に食べることが出来るカップのためゴミが出ないのが特徴です。
プラスチックカップの代替にもなるので、プラスチックゴミを出さずに飲み物を飲めます。

当初は手作りで販売数が少なかったのですが、ものづくり補助金を利用して機械を作成することで販売数が増え、全国へ拡散されていきSDGsに力を入れる企業がPRに使用するなど幅広く活動しています。
また、2019年には海洋プラごみ問題の地球環境に貢献するため、売り上げの一部を寄付するエコプレッソ基金を立ち上げました。

プラスチックやごみを減らすことが可能となり、購入することでSDGsに貢献できる商品となっているため、身近なSDGsの取り組みとしてぜひ購入を検討してみてください。

参照:テンセンス株式会社

SDGs14達成のための海外企業の取り組み事例 3選

モロッコ|「Plan Halieutis」

モロッコはアフリカでトップ級の水産物漁獲量を誇る漁業大国です。

モロッコ政府が2009年に策定した水産分野における開発戦略「Plan Halieutis」は

1. 持続的な資源の活用
2.水産物の品質向上
3.付加価値向上による競争力強化

以上の3本柱を掲げ、水産分野の開発を進めています。

また、モロッコ政府は「Plan Halieutis」の一環として、2011年から隔年で水産分野の国際見本市「Salon Halieutis」を開催しています。

「Salon Halieutis」は商談機会を提供する場とともに、水産関連分野における南北・南南協力、モロッコ・欧州・アフリカ大陸内での協力を促進するプラットフォームとしても機能しています。

デンマークPlastix社|古くなった漁網を完全リサイクル

SDGs目標14ではプラスチックごみが問題になっています。そのなかでも漁網は大きな社会問題になっています。

米国のカルフォルニアとハワイの間には「太平洋ゴミベルト」と呼ばれる、海流などの影響でごみが集まりやすい海域が存在し、その面積は日本の倍以上あるといわれています。そして、その海域のごみの約46%が漁網だったそうです。

デンマークのPlastix社はこの問題を受けて、使用済みの漁網やトロール網を高品質なプラスチック原料にしてリサイクルをする環境保全システムを世界で初めて実現しました。

このシステムでリサイクルされたプラスチックはさまざまな業界で利用されており、CO2排出量削減や海洋のプラスチック汚染軽減に大きく貢献しています。

カナダプラスチックバンク社の「Plastic Bank」|プラスチックのゴミを仮想通貨に

「Plastic Bank」はペットボトルなどプラスチックのごみを集め収集センターに持っていくと仮想通貨に交換してくれるサービスです。

廃棄プラスチックの収集は誰でもでき、手に入れた仮想通貨を使えば指定のお店で食料・水・日用品などと交換することができます。

また、「Plastic Bank」は集めたプラスチックごみを再利用し、ソーシャルプラスチックを生産、販売をすることで収益をあげており、2019年には、ハイチ・フィリピン・インドネシアの3カ国でサービスを展開しています。

おわりに

SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」は、世界中でさまざまな取り組みが行われています。

その中でも一番注目されているのはプラスチックごみです。プラスチックごみを減らすために世界中の企業がさまざまな活動をしています。ですが、この問題は企業だけの問題ではありません。私たちの普段の生活においても、プラスチックごみの問題を意識することが重要です。意識をしなければプラスチックゴミは減りません。

ぜひ明日から、SDGs目標14達成に繋がるサービスの利用や商品の購入を心がけてみてください。

「プラスチックごみを削減する」という意識を私たちも持って生活していきましょう。

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