【更新日:2021年12月30日 by 森あゆみ】
何事においても「可視化」は非常に重要です。
個人や企業でも、「SDGsに取り組んでいる」ことを可視化することには非常に大きな意義があると思います。
その一つの手段としてSDGsバッジが普及していますが、実はSDGsのロゴがデザインされたステッカーも存在していることを知っていますか?
今回はSDGsのステッカーについて種類や使用例を交えて紹介します。
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SDGsのステッカーをつける意味と得られる効果
まずはじめに、SDGsのステッカーをつける意味と得られる効果について説明していきます。
①SDGsに取り組む姿勢の表明
SDGsのステッカーをつけることで、SDGsに取り組む姿勢の表明ができます。
近年企業において、ESGやサステナビリティなどで企業価値を判断されるようになっています。SDGsに取り組む姿勢を表明することで顧客や投資家などのステークホルダーからのイメージアップに繋がり、評価されやすくなります。
さらにSDGsを達成に取り組んでいることをステッカーなどで示すことで、同じようにSDGsに取り組む企業や団体との関連事業など新たなビジネスチャンスに繋がっていきます。
SDGsに取り組んでいる姿勢を表明することで、企業のブランディングやビジネスチャンスの創出など多方面でメリットに繋がります。
②SDGs達成に向けた取り組みへの意識の向上
SDGsのステッカーをつけることで、SDGs達成に向けた取り組みへの意識の向上に繋がります。
ステッカーが貼られることによってに、SDGsのロゴを目にすることが増え、SDGsの存在を意識できるようになります。
SDGsの17の目標は貧困問題や環境問題など規模が大きく、政府や企業などの力をもった大きな組織が率先して取り組んでいるイメージがあるかと思います。しかし1人1人がSDGsの概念や目標を内在的に意識することが実は最も重要なのです。
身近な箇所にステッカーを貼ることでSDGsの存在を認識できます。その結果取り組みが形骸化することなく、1人1人が常にSDGsと自社の関係性に目を向けることに繋がり、結果的に企業価値の向上へと発展します。
SDGsバッジに関してはこちら
SDGsのロゴの種類
次に、SDGsのステッカーに使用されるSDGsのロゴの種類について説明します。
カラーホイール
SDGsカラーホイールは、17の目標の各カラーが施されたロゴです。
名刺やピンバッジなどにもこのロゴがよく使用されます。
このカラーホイールをデザインしたヤーコブ・トロールベック氏は、「すべての目標が一つになり、統合されている印象を与えられる、太陽のような形状のものにしたかった」と説明しています。
17のゴールのアイコン
SDGsの17のゴールを示すロゴは、目標1から17までの17個の目標を色やイラストで表しているものです。ロゴは用途にあわせて、1つでも並べて複数個でも使用できます。
SDGsロゴ ver.1
今回は説明のために掲載しましたが、本来このロゴは国連システムのみ使用できるものです。
左と上に国連のエンブレムがあしらわれています。
SDGsロゴ ver.2
SDGsロゴ・バージョン2は、SDGsロゴのみからなり、国連エンブレムがありません。
国連システム以外の団体で使用できます。
企業や団体が、使用できるのは、このロゴとなります。
SDGsステッカーの使用事例
会社で使用する車やヘルメットなどに
一般的に想像されるステッカーは上記にあるようなものだと思います。
車用のSDGsステッカーも存在しており、社用車などにも貼ることができます。
また、サイズもさまざま用意されており、ヘルメットや名刺などにも使用することが出来ます。
車やヘルメットなど身近な商品にSDGsのステッカーを貼付することで、SDGsに取り組む姿勢を社内外にアピールできます。
段ボールなどの梱包
SDGs17のゴールアイコンのマスキングテープがあります。
このマスキングテープを利用して包装などにも使用することが出来ます。
社外に向けて行う包装や梱包などにSDGsステッカーを使用することで、こちらもまた取引会社や投資家などのステークホルダーに対してSDGsへの姿勢をアピールことが出来ます。
ステークホルダーに対してダイレクトに、自社がSDGsに取り組んでいることを示せる効率的な手法であるとも言えます。
SDGsステッカーを購入できる企業
三藤株式会社
エンブレムやワッペンの製造販売、レーザーの加工業やラインストーンの加工販売などを行っている三藤株式会社では、SDGsに関するさまざまな商品を販売しています。
その中でもステッカーに関してはさまざまな種類が用意されており、用途に合わせて購入できます。また先ほど紹介した車用のステッカーもこちらの会社で販売されています。
株式会社シール堂印刷
株式会社シール堂印刷では先ほど紹介したSDGs17のゴールアイコンのマスキングテープを始め、SDGsステッカーの販売をしています。
実はこちらの会社で販売されている商品はバナナペーパーという素材で出来ています。
バナナペーパーとはアフリカ南部の国ザンビアで育ったオーガニックバナナの茎から作られたものです。
バナナペーパーを使用したこちらの会社で販売されているシールは環境配慮型シールです。
さらにシールの購入代金はザンビアに還元されるのでザンビアの貧困の解決などのサステナビリティ活動にも繋がります。
さいごに
今回はSDGsステッカーについて紹介しました。
SDGsに対する姿勢を、ステッカーによって周囲に表明することにより、自分自身の意識も高まり、さらなる活動に取り組むことができます。
取り組みの可視化としてステッカーなどを使用する効果は非常に大きいと思います。
ぜひ皆さんもステッカーを使ってみてください!
SDGsとは
SDGsは「Sustainable Development Goals」の略称です。日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsは、2016年から2030年までの15年で達成すべき17のゴールと169のターゲットで構成されています。
SDGsでは経済や環境、社会の課題が幅広く取り上げられ、持続可能な社会を築き上げるために、国連が主導してさまざまな取り組みが広がっています。
SDGs CONNECTでは、SDGsの各目標ごとに解説記事を公開しています。
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SDGs CONNECTライター。マーケティングに興味があります。十人十色の社会を目指して、多様な情報・価値観を発信していきます。好きなキャラは綾波レイとヴァイオレット。