SDGsロゴの使用方法-注意点や取り組みをアピールする方法とは

#SDGs#SDGs目標11#SDGs目標17 2021.03.12

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【更新日:2023年1月24日 by 大森令賀

SDGsロゴを使用している自社サイトやパンフレットを目にする機会が増えてきました。
しかし、SDGsロゴには国連が定めたルールやガイドラインが存在しているため、使用する前にルールなどを把握しておかなければなりません。

今回は、SDGsロゴの種類や使用上の注意事項、さらにSDGsロゴの使用例などを解説していきます。

【この記事でわかること】
※クリックすると見出しにジャンプします。

SDGsのロゴの種類

SDGsを表すロゴは、大きくわけて「カラーホイール」「17のゴールのアイコン」「ロゴ」の3種類です。
まずは、SDGsの各ロゴを紹介します。

ロゴ1|カラーホイール

出典:SDGsのアイコン | 国連広報センター

SDGsカラーホイールは、17の目標の各カラーが施されたロゴです。
名刺やピンバッジなどにもこのロゴが使用されています。

ロゴ2|SDGsポスター/17の目標アイコン

出典:https://www.unic.or.jp/files/sdg_poster_ja_2021.pdf

2つ目のロゴは、目標1から17までの目標を色やイラストで表したものです。アイコンは用途にあわせて使用でき、1つのみはもちろん、並べて複数個も使用できます。

各目標ごとでのダウンロードはもちろん、上記のようなポスター型でのダウンロードも可能です。

ロゴ3|SDGsロゴ

出典:カラーホイールを含むSDGsロゴと 17のアイコンの使用ガイドライン

出典:https://www.unic.or.jp/files/sdg_logo.pdf

3つ目のロゴは「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」の文字が入ったものです。

文字入りのロゴには国連のエンブレムがあしらわれたものと、ないもので2種類あります。
今回は説明のために掲載しましたが、本来国連のエンブレムがあしらわれたロゴは国連システムのみ使用できるものです。

国連エンブレムがないSDGsロゴは国連システム以外の団体で使用できます。
企業や団体が使用できるのはこのロゴになります。

SDGsロゴの概要

SDGsロゴにはさまざまな種類があることを理解できたかと思います。

では実際にSDGsロゴはどのように生まれたのか、そしてどのようなルールのうえでSDGsロゴは使用できるのか、SDGsロゴの概要について詳しく見ていきましょう。

SDGsロゴが生まれた背景

SDGsロゴは、スウェーデン出身のクリエイティブディレクターのヤーコブ・トロールベックさんがデザインしました。

SDGsは17の目標と169のターゲットで構成されているため、文字にしてしまうと非常に複雑です。そのため、誰にでも伝わるシンプルなデザインにし、見た人が行動に移せるようなロゴにすることを重視したと言います。

ヤーコブさんは、17色の円形のロゴについて「すべての目標が一つになり、統合されている印象を与えられる、太陽のような形状のものにしたかった」とコメントしています。

一見難しく見えるSDGsをロゴに落とし込むことで、誰でもわかりやすく、そして興味を抱きやすいようなSDGsロゴになっているのです。

▶関連記事|SDGsは誰が作った? 採択の経緯や目的まで解説>>

▶関連記事|《コラム》国連とSDGs|採択の経緯から国連の役割まで>>

SDGsロゴのダウンロード方法

SDGsロゴは国連広報センターのWebサイトからダウンロードが可能です。

ここでは先ほど紹介したカラーホイール、SDGsポスター、17の目標アイコン、SDGsロゴのダウンロードはもちろん、白黒のロゴやカラー反転のロゴもダウンロードできます。

気になる方はぜひチェックしてみてください。

▽SDGsロゴのダウンロードはこちら
SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン | 国連広報センター

SDGsロゴの3つの使用目的

SDGsロゴには「資金調達」「商業用途」「情報目的」の大きく分けて3つの使用目的があります。

使用用途1|資金調達目的

使用用途の1つ目は「資金調達目的」です。

資金調達を目的とした使用とは、ガイドラインで「SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金の調達を意図する使用」と明記されています。

つまりSDGsを広める活動をしたいと思っているが、活動資金がなく、それを解決するためにロゴを使用する場合です。

この場合は国連への許可が必要になり、承認されるとライセンス契約を結ぶことができます。

その後初めてSDGsロゴ・アイコン・ホイールを利用できます。

使用用途2|商業用途

使用用途の2つ目は「商業用途」です。

国連広報センターの商業用途で使用する場合についての文言では「商業用途での使用とは、SDGsをさらに広めるための営利主体による、または、商業的もしくは販促用商品および/もしくは製品における使用を指し、これは国連による事前許可と、適切なライセンス契約の締結によって認められることがある。」とされています。

つまりSDGsロゴを使用した商品を販売するときには申請と許可が必要となります。

名刺や自社HPに使用する場合が商業目的に当たるかは議論が分かれるところですが、国連HPには下記の記載があります。

SDGs ロゴ/ホイール/アイコンは、特定の製品、サービスまたは活動に対する国連の支持を示唆する形で使用してはなりません(例えば、製品やサービスの販売促進または広告の文脈での使用など)。また、自己宣伝や個人的な財務利益の獲得を目的とする形でも使用してはなりません。

年々商業目的にロゴやアイコンを使用することへのハードルは高くなっており、基本的に申請した方が良いと言えます。

使用用途3|情報目的

使用用途の3つ目は「情報目的」です。

情報目的での使用とは、主として例示的かつ非商業的で、資金調達を意図しない使用を指します。

そのためSDGsの勉強会やセミナー・講演などを無料で開催する際にチラシやポスターに使用する場合は、申請や許可を取る必要がありません。

SDGsロゴの注意事項・禁止事項

SDGsロゴを使用する際には注意しなければならないルールもいくつか存在しています。

使用許可のルール

SDGsロゴを使用する際に、使用許可の申請が必要になるケースもあります。
基本的に「お金が発生する」ものに関しては使用許可の申請が必要です。

許可を申請する場合には、アイコンやロゴをどのように使用するつもりかを具体的に示すサンプル、または試作品に希望する用途の簡潔な記述を添え、メールで申請する必要があります。

【メールでの申請方法】

  • 件名をすべて大文字で「SDGLOGO/ICONREQUEST」にする
  • 宛先は「sdgpermissions@un.org」とする
  • 件名・本文ともに、すべて英語で提出する必要がある

使用許可が必要かどうかがわからないという方は下記のチャートを使って、判断してみてください。

企業・組織のロゴとSDGsのロゴを並べる場合

企業や団体などの主体のロゴとSDGsのロゴやカラーホイールを並べて表示する場合は、下記の文言を書き加える必要があります。

「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」

※カラーホイールのみを使用する場合には文言は不要

また企業ロゴの横にロゴやホイールを入れる際は細かいルールがあります。

「非国連主体ロゴ」は企業ロゴのことで、SDGsのロゴやアイコンよりも目立つ必要があります。

そして、企業ロゴとSDGsロゴの間には境界線が必要になっており、この境界線の色やサイズには「色が100%黒色 サイズが0.5ポイント」という規定があります。

これ以外の境界線を使用することはできず、薄い黒など他の色の使用や線の太さの変更や点線や装飾線も使用できません。

SDGsロゴやアイコンの改変の禁止

SDGsロゴやアイコンの色や形の改変は禁止となっています。

完全な白黒、もしくはカラーの反転以外の色の変更は禁止されています。
また白黒に印刷する際には注意が必要です。
プリンターのグレースケール機能で白黒印刷すると規定とは外れた色合いになってしまいます。
もし白黒で印刷したい場合にはきちんと白黒に変更されている物を選ぶようにしましょう。
上のような色合いの使用は認められています。

▽カラー反転・白黒のSDGsロゴのダウンロードはこちらから
SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドライン | 国連広報センター

さらに比率を変える、影を付ける、トリミングするなど形の変更は一切禁じられています。
以下は全て国連で禁じられている使用法です。

SDGsロゴを使用する際は規定の色・形で使用しましょう。

SDGsロゴの使用可能期間

SDGsロゴと17のアイコンの使用期間は2030年12月31日までと決められています。

国連が一般的または特定的な通知により別途連絡しない限り、カラーホイールを含むSDGsロゴと17のアイコンは、2016年1月1日から2030年12月31日まで使用可能です。

使用可能期間に注意して使用しましょう。

番外編|オリジナルSDGsロゴ5選

SDGsのアイコンの中には、他と違ってユニークな種類のアイコンもあります。今回は5つのSDGsロゴを紹介します。

ロゴ1|動く17のアイコン

こちらは17のアイコンが動く仕様になっているものです。
存在を知っている人が非常に少ないものとなっています。
これらのロゴは国連公用語である英語、フランス語、スペイン語、中国語、ロシア語、アラビア語の6言語に変わっていきます。
▽ダウンロードはこちらから
https://www.un.org/sustainabledevelopment/news/communications-material/

ロゴ2|17のアイコン反転カラー版

通常のSDGsアイコンと比べてカラーが反転しているアイコンもダウンロードすることができます。

▼ダウンロードはこちらから
https://www.unic.or.jp/

自治体ロゴ1|富山県富山市

SDGsの17の目標のカラーリングを利用して、独自のシンボルロゴを作成している自治体も多くあります。

富山市もその一つです。

内閣府は、SDGsの達成について、優れた取り組みを提案する自治体の29都市を「SDGs未来都市」、特に先導的な取組の10事業を「自治体SDGsモデル事業」として選定しています。富山市は、2018年6月15日に「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」の両方に選ばれました。

そんなSDGsの推進に力を入れている富山市ですが、オリジナルロゴを設置しています。

富山市の地形を立山連峰から豊かな水が流れる地勢をイメージし、線色にはSDGsの目標カラーである17色を使い、地域課題を迅速に解決し、持続可能な未来に向かって発展していく様子を表現したロゴになっています。

自治体ロゴ2|埼玉県春日部市

2020年7月、春日部市はSDGs未来都市になり、それを受けてオリジナルロゴを作成しました。

このロゴマークは、市の伝統工芸品「麦わら帽子」をモチーフとし、春日部市に関わる1人ひとりの笑顔をイメージしたデザインになっています。

また、3つの表情パターンが用意されているため、選ぶ人も見る人も楽しみながら使用することができる仕組みになっています。

自治体ロゴ3|群馬県富岡市

SDGsにより関心を持ってもらうことを目的に、43件の応募の中から市内中学生、高校生による投票を実施し、最も多く投票があったオリジナルロゴマークです。

市のシンボルである富岡製糸場のフランス積み及び市の形をイメージしたデザインになっています。

SDGsロゴの使用例4選

ここまでSDGsロゴの使用ルールやオリジナルSDGsロゴなどを紹介してきました。
では実際にSDGsロゴはどのような場面で使用できるのでしょうか。
ここではSDGsロゴの使用例を4つ紹介します。

名刺に印字する

SDGsロゴを使用する例の1つ目は「名刺」です。

企業の顔とも言われる「名刺」は、自社の思いやイメージを外部へアピールするのに最適な媒体です。そのような効果がある名刺を使い、自社がSDGsへ取り組んでいることを示せます。

自社の信頼性を対外的に伝えるためにも、名刺にSDGsロゴを印字してみましょう。

▶関連記事|名刺でSDGsをアピールする前に知るべきこと-デザインのルールやメリットを紹介>>

ホームページに掲載する

自社のホームページにSDGsロゴを掲載することも使用例の一つです。

近年では「サステナビリティ」や「社会貢献活動」などのページが設けられている企業のホームページを目にする機会も増えてきました。

ホームページにSDGsの取り組みを載せることで、誰でも簡単に企業が行っている取り組みを認識してもらえます。
そこにSDGsロゴも掲載すると、信用性が増し、どの目標に向けての取り組みであるかがわかるため、ユーザーの理解にもつながります。
▶関連記事|SDGsの取り組みをホームページに掲載する方法-注意すべき点やSDGsを学べるページも紹介>>

パンフレットやチラシに掲載する

パンフレットやチラシへのSDGsロゴの掲載も使用例としてあげられます。

すでにSDGsロゴを使用してパンフレットやチラシを作成している企業や自治体も数多くあります。

紙媒体で自社のSDGsへの取り組みをアピールできるためオススメです。

▶関連記事|SDGsに関するパンフレット|政府・企業・自治体の特色あるパンフレットを紹介>>

学校で教材として使用する

SDGsロゴを学校で使用する教材に掲載することもオススメです。

現在多くの学校でSDGsについて学ぶ機会が増えています。その際にSDGsのカラフルでわかりやすいロゴを教材に掲載することで、子どもでもSDGsに親しみやすくなったり、SDGsへの理解を深めることにつながるでしょう。

SDGsロゴ自体について学習することもまた一つの学びになるでしょう。

SDGsを学校で教える際には、ぜひSDGsのロゴも掲載してみてください。

▶関連記事|学校のSDGs取り組み事例-小学校から大学までの事例を網羅>>

▶関連記事|《徹底解説》学校のSDGsの取り組み事例|SDGsに取り組むステップも紹介>>

メディアに寄稿してSDGsの取り組みをアピールしよう

企業・メディアへ寄稿することで自社サイトだけでなく、幅広いユーザーの目に触れられます。その情報をきっかけに興味を持ってもらえるPRも可能になる方法です。
現在、SDGs CONNECTでは、SDGs事例集を公開しています。
無料で公開してるため、下記フォームから申請していただければ公開も可能です。

自社の取り組みをメディアとして発信したいと考えている方は、ぜひ一度こちらのフォームよりお問い合わせください。

https://form.run/@contact-to-sdgs-connect/

まとめ|SDGsロゴをつかって社会に広めよう

今回紹介したようにSDGsロゴの使用用途については細かいルールが存在しますが、比較的簡単に使用することができます。

皆さんが使用することで、SDGsロゴという存在を広めることができます。日常生活でも会社の業務でもぜひ使用してみてください。

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