コンビニ(セブン、ローソン)で買えるフェアトレード商品一覧-身近なイオンスーパー商品も紹介

#フェアトレード#持続可能#開発途上国#食品 2023.05.30

この記事をSNSでシェア!

 

フェアトレードとコンビニの関係性を知っていますでしょうか?

「フェアトレード」とは公正な貿易の継続によって途上国の生産者の生活を支える取引です。意外にもフェアトレードの商品は身近なところに存在します。

今回はフェアトレードについての定義や基準、フェアトレードがもたらす社会的なメリットを紹介するとともに、コンビニ各社で簡単に購入できるフェアトレード商品についても紹介します。

【この記事でわかること】

 

フェアトレード商品とは

フェアトレード商品は、世界各国で注目を集めています。では、具体的にどのような商品がフェアトレード商品とされるのでしょうか。以下では、フェアトレード商品の定義や基準についてご紹介します。

フェアトレードの定義

フェアトレードの定義は「公正な貿易の継続によって途上国の生産者の生活を支える取引」です。
フェアトレードの取り組みは「持続可能な生産消費の推進」であり、SDGsサステナブルの要素を含みます。

SDGs
SDGsとは持続可能な開発目標をあらわします。SDGsは17の開発目標で世界中のすべての人が豊かに暮らし続ける社会を目指しています。
サステナブル
サステナブルとは「持続可能な」「維持できる」をあらわします。環境破壊や自然災害などの環境問題を解決するための「持続可能な社会」の構築に活躍しています。

▼関連記事
フェアトレードとSDGsの関係とは?-企業や個人の取り組みも解説
日本のフェアトレードの現状を解説-フェアトレード商品も多数紹介 | SDGs CONNECT

フェアトレード商品の認証基準

フェアトレード商品の認証基準は国際フェアトレード基準として定められています。国際フェアトレード基準は「経済的基準」「社会的基準」「環境的基準」の3種類に分類されます。

経済的基準では「フェアトレード価格の保証」、社会的基準では「安全な労働環境」、環境的基準では「農薬・薬品の使用削減と適正使用」があります。フェアトレード最低価格の保証は、生産地域の経済状況と買い手側の意見を考慮し、産品や生産地ごとに設定されています。

フェアトレードの基準は「貿易のしくみをより公平・校正にすることで、発展途上国の生産者や労働者が自らの手で貧困から脱却し、地域社会や環境を守りながら持続可能な世界を実現すること」を目標に作成されています。

▼関連記事
フェアトレードの5つの問題点とは?-普及が進まない理由も徹底解説 | SDGs CONNECT
フェアトレードで児童労働問題は解決する?問題の現状やできることを解説 | SDGs CONNECT

フェアトレード商品を買うことで社会に貢献できる

フェアトレード商品を買うことで社会に貢献できることがあります。
ここでは消費者がフェアトレード商品を買うことでどのように社会に貢献できるのか、メリットを紹介します。

フェアトレードがもたらす社会的なメリット

フェアトレードがもたらす社会的なメリットは主に3つあります。その全てが生産者に対するメリットです。

  1. 生活が安定し、貧困から抜け出せる
  2. 子どもが労働することなく教育を受けられる
  3. 所得を増やす機会が得られる

が挙げられます。

▼関連記事
フェアトレードが普及しない理由5選-普及に必要な取り組みも解説

生活が安定し、貧困から抜け出せる

フェアトレードがもたらす社会的なメリット1つ目は生産者の「生活が安定し、貧困から抜け出せる」です。フェアトレード取引では、既定の価格で取引を継続するため、生産者の収入が安定します。

その結果、生産者の生活が安定し、貧困から抜け出すための自立支援につながります。フェアトレードは、発展途上国の生産者に対する支援の役割も持ちます。
▼関連記事
「SDGsは胡散臭い」と言われる5つの理由【解説】|原因から解決法まで徹底解説 | SDGs CONNECT

子どもが労働することなく教育を受けられる

フェアトレードがもたらす社会的なメリット2つ目は貧しい地域の「子どもが労働することなく教育を受けられる」です。フェアトレード商品の製作には審査が設けられています。フェアトレード商品と認められるには子供を働かせていないことを条件としています。

フェアトレード商品の製作で子供たちを働かせない理由は「格安で劣悪な労働条件で子供たちを働かせることを防止する役割」を持つからです。価格の安い商品は子供たちが格安な労働賃金で働かせられている場合があります。

このようにフェアトレード商品は子供たちが安定した教育を受けられる環境をつくっているのです。

▼関連記事
フェアトレード食品を買う時のポイント3選-購入サイトや店舗も紹介 | SDGs CONNECT

所得を増やす機会が得られる

フェアトレードがもたらす社会的なメリット3つ目は生産者が「所得を増やす機会が得られる」です。
フェアトレードは公正価格で取引するため、生産者の所得が増加する場合があります。

海外では労働環境が安定していないケースがあり、フェアトレードはそのような状況下で労働環境や所得の改善を促進する役割を果たします。フェアトレード商品は一般の商品と比べて価格が高い傾向がありますが、その価格の背景には生産者を支援するという理念が存在しています。

▼関連記事
企業がフェアトレードに取り組むメリット3選-企業一覧や事例も紹介

フェアトレード商品購入を通じた社会貢献の方法

フェアトレード商品を購入することで社会貢献ができます。
ここではどのようにフェアトレード商品の購入が社会貢献につながるのかを解説します。

フェアトレード商品は生産者に対して公正な価格を支払う取引をしています。フェアトレードは、発展途上国を含む生産者に安定した価格を保証することを重視しています。フェアトレード商品を購入することで貧困や労働環境に悩まされている生産者に対して支援ができます。生産者が商品の品質を向上させるモチベーションを維持できます。

▼関連記事
フェアトレードの仕組みとは?-背景にある4つの問題も解説|SDGs connect

セブンイレブンで買えるフェアトレード商品一覧

フェアトレードの商品はセブンイレブンでも購入できます。
ここではセブンイレブンで購入できるフェアトレードの商品を紹介します。

▼参考
持続可能な調達|セブン‐イレブン~近くて便利~

​​高カカオチョコレート73%​​​​-158円

セブンイレブンで購入できるフェアトレード商品の1つ目は、「高カカオチョコレート73%」です。このチョコレートは、カカオ原料に特定非営利法人フェアトレード・ラベル・ジャパンの認証を受けたものを使用しています。カカオ73%の高カカオチョコレートは、糖質の吸収をゆるやかにする効果や血糖値の調整に役立つ特徴があります。
▼関連記事
フェアトレードの5つの問題点とは?-普及が進まない理由も徹底解説 | SDGs CONNECT

ローソンで買えるフェアトレード商品一覧

フェアトレードの商品はローソンでも購入できます。
ここではローソンで購入できるフェアトレードの商品を紹介します。

冷やして食べるガトーショコラ-399円

フェアトレード商品について

画像引用:LAWSON

ローソンで購入できるフェアトレード商品1つ目は「冷やして食べるガトーショコラ」です。

ナチュラルローソンというローソングループの店舗では、フェアトレードの取り組みとして「フェアトレード認証」を取得したカカオを使用する商品を取り扱っています。冷やして食べるガトーショコラはバニラビーンズという店舗の商品です。バニラビーンズのフェアトレードの取り組みテーマは「チョコレートで世界中のみんなが笑顔になりますように」となっています。

▼バニラビーンズの公式サイトはこちら
VANILLABEANS

▼参考
ローソン、首都圏のナチュラルローソンで「国際フェアトレード認証」を取得したカカオ使用のオリジナル商品3品を発売

バニラビーンズ タブレットショコラ-540円

フェアトレード商品について

画像引用:LAWSON

ローソンで購入できるフェアトレード商品2つ目は「バニラビーンズ タブレットショコラ」です。
これは先程紹介したバニラビーンズの商品の一つです。

タブレットはフランス語で「石板」を表します。その名の通り、このチョコレートは石板のような形をしています。バニラビーンズでは、様々な種類のチョコレートが取り扱われています。購入する際には、ローソンだけでなく公式オンラインショップでも購入可能です。

▼バニラビーンズ公式オンラインショップはこちら
横浜チョコレートのバニラビーンズ 公式オンラインショップ

コンビニ以外でも身近に買えるフェアトレード商品2選(イオン)

フェアトレードの商品はコンビニだけでなく、身近な場所でも購入できます。
ここではイオンスーパーで購入できるフェアトレードの商品を紹介します。

グリーンアイ オーガニックストロベリージャム-イオン

イオントップバリュ株式会社から発売されている「グリーンアイ オーガニックストロベリージャム」は、デンマーク産のいちごを原材料に使用しています。この商品は国際フェアトレード認証ラベルを取得しており、価格も321円と手頃です。

オーガニック&フェアトレードダークチョコレート-イオン

イオンスーパーで購入できるフェアトレード商品2つ目は「オーガニック&フェアトレードダークチョコレート」です。こちらもフェアトレード認証ラベル製品です。特徴としてはカカオの含有率が80%であることです。価格も267円とお手頃な価格帯で購入できます。

まとめ

フェアトレードとコンビニの関係性について新しく知ったことはありましたでしょうか?

日本国内でフェアトレードの認知を促すためには、自らの目で確かめることが重要です。具体的には、どのような商品がフェアトレードに該当するのかを知る必要があります。

フェアトレード商品を購入する際には、価格だけでなく生産地にも意識を向けることで、フェアトレードの理解を深めることができます。

まずは、身近なコンビニで手に入るフェアトレード商品を探してみることをおすすめします。お買い物の際には、ぜひフェアトレード商品に目を向けてみてください。

この記事をSNSでシェア!

  • ランキング

    「SDGsは胡散臭い」と言われる5つの理由【解説】|原因から解決法まで徹底解説

    《完全網羅》SDGsの7つの問題点|現状の課題と解決策

    SDGsバッジをつけている人ってどんな人?購入方法やつける意味を解説

    新着記事

    SDGsをビジネスチャンスに|日本サニパックにとってサステナビリティとは

    省エネからSDGsへ|ブロンコビリーが取り組むサステナブルな取り組み

    SDGsの基礎知識

    食品ロスとは?原因や日本と世界の現状、家庭でできる対策を紹介

    もっとみる

    おすすめ

    <COP26の情報まとめ>成果文書、岸田首相の発言、合意内容まで網羅

    《必見》SDGs未来都市一覧|未来都市に選ばれた都市の取り組みも紹介!

    SDGs目標6の取り組み10選|現状や企業・個人にできることも紹介

    ESGランキングからみる企業の取り組み6選