リスキリングをして転職を成功させるためには-使える補助金も紹介

#SDGs目標8#ビジネス#働きがい 2023.12.01

この記事をSNSでシェア!

 

リスキリングをして転職を成功させたいと考えている人は年々増えているのではないでしょうか。

特に、現代の急速なテクノロジー発展と労働環境の変化により、新たなスキルを身に付けることが求められています。

今回は、リスキリングが転職に与える影響やリスキリングと転職活動を両立する上での課題、リスキリングに関する補助金も紹介します。

【この記事でわかること】

リスキリングについて

リスキリングの内容や転職との関係性をわかりやすく説明します。

リスキリングとは

リスキリングとは、既存のスキルを更新したり、新しいスキルを習得することを指します。

リスキリングは、特に現代において重要とされています。この理由として、人工知能(AI)やロボットなどの技術が進歩するにつれて人間の仕事が変化し、新たな職種が出現することが考えられます。

リスキリングによって、個人は社会人としての可能性や価値を高めることができるのです。

リスキリングと転職の関係性

リスキリングは転職とも密接に関連しています。

転職を成功させるには、自分のスキルが新しい職場で求められるかどうかが重要です。自分のスキルが現在の市場に合わない、あるいは新しい挑戦を望む場合、リスキリングは有効な選択肢となります。

新しいスキルを身につけることで異なる業種や職種への転職が可能となり、より多様な選択肢の中から自分に合った職場を見つけることができるのです。

リスキリングによって転職を成功させるために

リスキリングによって転職を成功させるために重要なことを3つ紹介します。

自己分析と目標設定

リスキリングを通じて転職を成功させるためには、まず自己分析を行うことが重要です。自己分析をすることで、自分の強みや弱み、興味や情熱がある分野を把握することができます。

例えば、以下のようなポイントを中心に見つめ直しましょう。

  1. 現在持っているスキルと知識
  2. 興味や情熱がある領域
  3. 自分が成し遂げたいと思う目標

次に、目標設定を行います。リスキリングをする目的がハッキリとしていると、具体的な学習計画を立てやすくなります。また、学習の進行度合いを測る基準にもなります。

自己分析と目標設定をしっかり行うことでリスキリングの方向性を明確にし、自分自身の成長を促すことができます。

▼関連記事
SDGs目標4の取り組み10選|現状や企業・個人にできることも紹介

リスキリング計画の立案

目標を設定した後は、具体的な計画を立てる必要があります。

例えば、そのスキルをどのように学ぶかを計画することが重要です。オンラインコース、職業訓練、セミナーなど、自分の生活スタイルや学習習慣に合った学習方法を選択しましょう。

このように具体的な計画を立てることは、リスキリングを成功させるための大きな一歩となります。

転職活動とリスキリングの両立

転職活動とリスキリングの両立には、時間管理とモチベーション維持が鍵となります。

時間管理をする際には、一日の中で「転職活動」「リスキリング」「休息」の時間を明確に区切りましょう。例えば、以下のようなスケジュールを作ることで、どの活動もきちんと行うことができます。

午前:転職活動(求人検索、応募、面接準備など)

午後:リスキリング(オンライン学習、セミナーなど)

夜:休息(食事、睡眠、趣味など)

また、モチベーション維持には目標設定が重要です。具体的な目標を設定し、その達成を目指すことで、リスキリング学習と転職活動の両立が楽になります。例えば、「3ヶ月後には新しいスキルを習得し、〇〇の職種に転職する」といった具体的な目標を設定しましょう。

リスキリングによって転職が有利になる理由3選

リスキリングによって転職が有利になる理由は3つあります。

新しいスキルの習得し、異なる職種への転職ができる

リスキリングすることで現在の業務に縛られず、自身が興味のある異なる分野のスキルを身につけることができます。つまり、自身のキャリアパスをより広い視野で考えられるようになり、他の多くの職種への転職が可能になります。

例えば、IT業界への転職を考えている場合はプログラミングやデータ分析などのリスキリングを行うことで、転職成功の可能性が高まります。また、これらのスキルは現代社会では非常に求められており、転職市場での競争力も向上します。

リスキリングを通じて新たなスキルを習得することで多様な職種への転職がしやすくなるのです。

▼関連記事
LGBTと仕事-問題点、就職サイト、フレンドリー企業など網羅的に解説

将来の不安を解消できる

経済状況や業界の変化などの将来の不確実性に対して、リスキリングは大きな役割を果たすことができます。

経済状況や業界の変化へ対応することができる

経済状況や業界の変化により、自分の職が不安定になる可能性もあります。しかし、リスキリングによって新たなスキルを身につけることで転職の成功率を高めることができます。

失業リスクから自分を守ることができる

リスキリングによって自身のスキルセットを多様化させることで、失業のリスクから自己を守ることができます。

将来的なキャリアアップを見据えて行動できる

リスキリングは、将来的なキャリアアップを見据えた行動でもあります。

例えば、現在は営業職として働いている場合、リスキリングによってマーケティングやマネジメントなどのスキルを身につけることでより収入の良い職への転職を可能にすることができます。

このように、リスキリングは将来の不安を解消する大きな手段となります。将来の不確実性に備えて、ぜひリスキリングに取り組んでみてはいかがでしょうか。

将来の起業・副業・転職の準備ができる

リスキリングによって新たなスキルを習得することで、想像力や視野が広がります。これは、新しいビジネスアイデアの発想や、異なる職種への転職に密接に関わっています。例えば、自分がIT技術者だった場合、マーケティングのスキルを身につけることで新たなビジネスの可能性が生まれます。

また、副業として新たなスキルを活かすことも可能です。例えば、ウェブデザインのスキルを習得したなら、そのスキルを活かしてフリーランスとして副業を始めることができます。

さらに、転職を考えている場合でも、リスキリングによって自分の可能性を広げることができます。特に、求人市場が厳しくても多くのスキルを持っていれば転職のチャンスは広がります。

リスキリングにおける課題3選

メリットが多いリスキリングですが、課題もあります。今回は課題を3つ紹介します。

転職活動と学習時間の両立が難しい

リスキリングをするための学習時間と転職活動を両立させることは簡単ではありません。それぞれに必要な時間と労力は決して小さくはないのです。

まず、転職活動では企業の選定から応募、面接などの一連の流れに多くの時間を割く必要があります。これに加えて、自己PRの作成や履歴書の修正など、細部にわたる作業も求められます。

一方、リスキリングの学習では新しい知識や技術を習得するために一定の時間を確保し、理解するまで反復することが重要です。転職活動とリスキリング学習の両立は難しいため、しっかりと自身の時間を管理して計画的に進めるようにしましょう。

▼関連記事
SDGs目標8の現状とは?-現状から課題解決のための取り組み事例まで解説

学習に対するモチベーションを保ちづらい

新たなスキルを習得するためには継続的に努力を続けることが求められます。しかし、仕事とプライベートの両立に加えて学習時間も捻出する必要があり、学習への意欲が薄れてしまうことがあります。

この課題を解決するために、具体的な目標を立てることが重要です。例えば、「半年後には新しい職種の基礎知識を身につける」「1年後には資格を取得する」など、達成可能な目標を設定することで、学習へのモチベーションを維持することができます。

また、学習仲間との交流も重要です。同じ目標を持つ仲間と学習の進捗を共有したり、互いに励まし合ったりすることで、学習へのモチベーションを保つ支えとなります。例えば、同じ目標を持った人たちと交流できるスマホアプリを使用することも1つの解決策です。

金銭的コストが膨らんでしまう場合もある

リスキリングするにあたって、様々な場面で費用がかかってしまいます。例えば、教材購入費やセミナー費用、オンライン学習のサブスクリプション費などが考えられます。

しかし、専門性が求められる職種に転職を考えている場合は専門スクールに通う必要があるかもしれません。この場合は、さらに高額な費用が必要となることもあります。

リスキリングのための費用は投資と捉えることも大切ですが、その一方でこれらの出費は生活に影響を及ぼす可能性もあります。そのため、事前に金銭面の計画を立てる必要があります。

一方で、無料でプログラミングなどを学ぶ方法もあります。例えば、厚生労働省の「教育訓練プログラム開発事業」では、各事業者に委託して開発したプログラミング教材を使用して無料で学習することができます。

転職に使えるリスキリングの補助金や支援事業3選

リスキリングに関する補助金はたくさんあります。今回は3つの補助金を紹介します。

人材開発支援助成金

人材開発支援助成金は職務に関する専門的な知識や技能を習得させるための職業訓練を行う際に、訓練にかかるお金の一部を補助する制度です。厚生労働省が行っている取り組みです。

人材開発支援助成金以下の7コースがあります。

  1. 人材育成支援コース
  2. 教育訓練休暇等付与コース
  3. 人への投資促進コース
  4. 事業展開等リスキリング支援コース
  5. 建設労働者認定訓練コース
  6. 建設労働者技能実習コース
  7. 障害者職業能力開発コース

助成金を活用できる事業主や支給対象訓練については条件があります。気になった方や利用しようと考えている方は、ぜひ詳しい内容を調べてみてください。

▼参考
人材開発支援助成金

DXリスキリング助成金-東京都での取り組み

 

東京都では、リスキリングを支援するために「DXリスキリング助成金」の制度を設けています。東京都の中小企業がデジタル化に向けた人材育成を行うためのリスキリング教育研修を計画し、その経費を一部補助するものです。

この制度は、要件を満たす都内の中小企業か個人事業主が利用することができます。

業種分類 資本金の額または出資の額 常時使用する従業員数
小売業・飲食店 5,000万円以下 50人以下
サービス業 5,000万円以下 100人以下
卸売業 1億円以下 100人以下
上記以外の産業 3億円以下 300人以下

このような公的助成金を活用することでリスキリングにかかる負担を軽減し、円滑に転職ができるようになります。

▼関連記事
日本マイクロソフト、デジタル人材育成に向けた協業を開始| 日本のDX推進に向け、新たに2万人のデジタル人材創出か

▼参考
DXリスキリング助成金

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は、在職者が自らのスキルアップやキャリアアップを図るための支援事業です。

この事業では、以下の3つのサービスを提供しています。

キャリア相談

キャリア相談では、民間の専門家に自分のキャリアについて相談することができます。相談内容は自分の強みや弱み、将来のキャリアビジョンなど多岐にわたります。

リスキリング

リスキリングでは、在職者が新たなスキルを習得するための講座を受講することができます。講座の内容はITやデータサイエンス、AIなど多くの分野に対応しています。

転職支援

転職支援では、転職活動のサポートを受けることができます。履歴書・職務経歴書の添削や面接対策など、多くのサポートを受けることができます。

スキルやキャリアを見つめ直し、新たな可能性を切り拓くための大きなチャンスです。ぜひ、この事業を活用して、キャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

▼参考
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業

まとめ

リスキリングを利用して転職を成功させるには、まずは自己分析と目標設定が大切です。それに基づき、どのスキルを習得してどの業界や職種へ転職するかなどの計画を立てることが求められます。

また、学習時間と転職活動の両立や学習モチベーションの維持、費用の調達など、リスキリングには様々な課題が存在します。これらを解決するためにも、人材開発支援助成金やDXリスキリング助成金などの支援制度の活用が有効です。

リスキリングをすることで得られるメリットは大きく、さらなるキャリアアップも可能となります。また、将来の不安を解消することもできます。

リスキリングは自己投資の1つの手段です。自己成長とキャリアアップを目指す方々にとって、リスキリングは大きな武器となるでしょう。

この記事をSNSでシェア!

  • ランキング

    《あなたは正解できる?》SDGsを目標別のクイズで学ぼう!SDGsクイズ

    「SDGsは胡散臭い」と言われる5つの理由【解説】|原因から解決法まで徹底解説

    新着記事

    SDGsの基礎知識

    食品ロスとは?原因や日本と世界の現状、家庭でできる対策を紹介

    もっとみる

    おすすめ

    「アフリカは開発途上という認識は古い」アフリカの現状と課題解決を通じたビジネスの可能性

    《必見》SDGs×スポーツ|2020オリンピックでも注目されるスポーツSDGsとは