【更新日:2021年6月18日 by 佐野 太一】
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デロイトデジタル、サンリオ、今治.夢スポーツは6月16日、デロイトトーマツグループと今治.夢スポーツが共同で作成した環境教育冊子『わたし、地球』をハローキティ主演でショートムービー化し、上映した。
初上映の場となったのは、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2021」の一環で行われる、企業のブランディングを目的としたショートフィルム(ブランデッドムービー)の祭典「BRANDED SHORTS 2021」。
今年は「”デジタル”と”人間らしさ”の融合」をテーマとしたプロジェクト「Deloitte Digital Awards」が新設されるなど、SDGsやCSRを重視する考え方が求められる社会背景を反映したイベントとなった。
デロイトデジタルは初上映を記念し、同作品をYouTubeチャンネルにて6月30日までの期間限定で公開する。期間終了後は、小学生向けのSDGs教育コンテンツとして全国の自治体などに提供する予定だ。
「BRANDED SHORTS 2021」の様子について詳しくはこちら 『わたし、地球』(6/30まで限定公開)はこちら◎小学生向けSDGs理解促進 ショートムービー 『わたし、地球』
ハローキティが「地球さん」と出会い、46億年の歩みを共に振り返る約9分の物語。生命の誕生から氷河期、人類の誕生までを順に追っていき、産業革命以降が環境にもたらした劇的な変化について考えさせる内容になっている。
上映会にSDGsカラーの衣装で登壇したハローキティーは、「今回の出演を通じ、わたしたちの未来のためにどうすればいいか、あらためて考えていきたいと思いました。この作品がひとりでも多くの方の「未来のためにどうすればいいか」考えるきっかけになり、思いやりのあふれる世界になるとうれしいです」と思いを伝えた。
特別ゲストとして登壇した今治.夢スポーツ代表取締役の岡田武史氏は、「倉本聰さんの自然塾に参加した際に感銘を受け、今治でも環境活動を進めています。今回デロイト トーマツとサンリオの皆さまには活動に共鳴いただき、共に活動を広めていきたいという思いから、おじさんのような僕の活動の成果である『わたし、地球』を、可愛らしいキティちゃんでショートムービー化してもらい嬉しく感じてます」とコメントした。
SDGsゴール4「質の高い教育をみんなに」では、「すべての学習者が持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする」ことがターゲット4.7として掲げられている。ハローキティのような国民的キャラクターがSDGsの理念を伝えるようになれば、さらに持続可能な開発について考え、取り組みを進める人が増えるかもしれない。
SDGs CONNECT ニュース/イベントライター。立教大学でジャーナリズム論を主に研究。記事執筆の傍ら、陶芸制作にも取り組んでいる。好きな食べ物はメロン。