SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」-世界と日本の現状や私たちにできることも紹介

#SDGs目標3#健康#感染症#開発途上国 2021.02.12

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【更新日:2023年11月1日 by 田所莉沙

SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」は、すべての人が健康で幸せに暮らせる世界を目指す目標です。どんなところに住んでいても、誰もが医療サービスを受けられ、感染症から守られ、母子ともに安心して生活できる社会をつくることを目指しています。

しかし世界には医療アクセスの格差が残っていたり、生活習慣病が増加したりと健康な生活をおくれていない人々がいます。また気候変動による健康被害などの問題も数多く発生しています。

この記事では、SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」の概要や現状、世界や日本での取り組み事例、そして私たちができる具体的な取り組みについて解説しています。

【この記事で分かること】

 

見出し

SDGs3「すべての人に健康と福祉を」とは?-現状の問題点、目標を解説

まずはSDGs目標3の内容や、世界各国の現状について、説明していきます。

健康・福祉の世界の現状と問題点

現在、世界の健康・福祉の状況は、地域や国により大きな格差が存在しています。その中でもとくに深刻なのが、開発途上国での医療サービスへのアクセス問題です。医療設備や医療従事者の不足、高額な医療費により、基本的なサービスを受けることすら困難な状況が広がっており、多くの命が危険にさらされています。

また、感染症の問題も依然として深刻な状態となっています。とくにHIV/AIDSやエボラ出血熱などの感染症は根絶が困難で、治療法が普及しきれていない地域ではいまだに多くの命が奪われています。

これらの問題解決には、世界各国からの協力と取り組みが求められています。SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」の実現に向け、私たちも身近なところからできることに、積極的に取り組む必要があります。

SDGs3の目標とターゲット

SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」は、赤ちゃんから子ども、高齢者といった幅広い世代すべての人々が、健康でいられるようにすることを目指しています。この目標を達成するためには、「予防」と「治療」が大切です。「予防」とは病気にならないようにするための活動で、「治療」とは、もし病気になってしまったら早く元気になれるようにする取り組みのことを指します。

また、どんな人でも平等に医療サービスや、健康情報を利用できるようにすることも大切です。つまり性別や年齢、経済力など関係なく、すべての人が同じサービスを利用できるようにすることが求められています

さらに、この目標を達成するためにはみんなで力を合わせることが必要です。国の政府だけでなく、国際的な組織やボランティア団体、企業、地域の人々など、多くの人々が協力し合って取り組むことが重要となっています。SDGs目標3のターゲットについて、詳しくは下記の表をご覧ください。

3.1 ・2030年までに、母親が出産時に亡くなる割合を10万人当たり70人以下にする。
3.2 ・すべての国で新生児と5歳以下の子どもが亡くなる事例を減らす。
・2030年までに、予防可能な病気によって新生児と5歳以下の子どもが亡くなる事例をなくす。
3.3 ・2030年までに、エイズや結核などの感染病をなくす。
・肝炎や水系感染症などの対処を行う。
3.4 ・2030年までに、心臓病やがんなどの非感染性疾患による死亡率を下げる。
・心の健康を向上させ、福祉活動も促進する。
3.5 ・薬物やアルコールの乱用を防ぎ、治療を強化する。
3.6 ・2020年までに、交通事故による死傷者を半分に減らす
3.7 ・2030年までに、性と出産に関する保健サービスを、すべての人が利用できるようにし、教育を普及させる
3.8 ・すべての人が基本的な保健サービスを受けられるようにし、効果のあり、かつ室の高い薬やワクチンを手に入れられるようにする。
・ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを達成する。
3.9 ・2030年までに、有害化学物質や大気、水質、土壌の汚染による死亡と病気を大幅に減らす。
3.a ・WHOの枠組みに従って、すべての国でたばこの規制を強化する。
3.b ・感染症や非感染性疾患の薬やワクチンの研究開発を支援し、すべての人が安価な医薬品とワクチンを得られるようにする。
・発展途上国にも手頃な価格で質の高い薬を届けられるようにし、感染症対策を支援する。
3.c ・開発途上国、とくに遅れて開発を進めている国や島嶼(島々)を含む国々で、保健関連の財政や医療スタッフの雇用、スキルアップや教育を行う。
・人材が減少していかないよう、取り組みを積極的に行う。
3.d ・すべての国々、とくに開発途上国において、健康に影響をおよぼすリスク要因を早い段階で知らせる。
・リスクに気付き次第、その危険な状況を減らし、管理する能力を強化する。

参考:外務省公式サイト

なぜSDGs3が必要なのか-世界と日本の現状と健康課題の具体例6つ

つぎにSDGs目標3が必要である理由について、解説していきます。

関連記事:SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」-世界と日本の現状や私たちにできることも紹介

医療施設不足や医療費が高いため必要な医療を受けられない人が多いから

まず医療へのアクセスが困難な状況というのが、SDGs3の目標達成に向けた大きな壁となっています。その中でも、とくに開発途上国では、医療施設の欠如医師不足の問題が際立っています。

具体例として挙げられるのが、アフリカや南アジア地域の状況です。アフリカでは、1000人あたりわずか0.37人の医師しかいないという現状があります。南アジア地域も同様に、1000人あたり0.80人の医師しかいないという状況であり、医師不足が深刻化しています。

また、医療費が高額であることから、経済的に苦しい人々が医療を受けられず、その結果、貧困がさらに深刻化するという悪循環が生じています。

これらの問題を解消するためには、医療制度の改善や医療関連の人材育成が必要です。さらに、医療費の負担を軽減するための制度作りや、世界で医療資源を公平に分配するための方策も求められます。

感染症にかかり亡くなる人が多いから

感染症が引き起こす健康問題は、世界的に深刻な課題となっています。その中でも、とくにエボラ出血熱HIV/AIDSは厳しい現状に直面しています。エボラ出血熱は、致死率がとても高く、アフリカを中心に流行し、広範囲で感染が拡大する事態となっています。一方、HIV/AIDSは世界中で3800万人以上が感染していると推定されており、約69万人がアフリカで亡くなっているとされています。

エボラ出血熱やHIV/AIDSは、医療の力で予防や感染抑制が可能な疾患です。しかし、医療技術の不足やアクセスの困難さから、その予防や治療が十分に行われていない現状です。とくに医療体制が不十分な地域で、問題の深刻さが増しています。これらの病気を根絶するためには、医療技術の普及だけでなく、それを容易に利用できる社会的な体制作りが必要です。

母親や新生児の死亡率が高いから

SDGs3の一つの大きな課題は「母子保健の改善」で、これはとくに開発途上国で深刻な課題となっています。出産の際に適切な医療を受けられない地域では、母親や新生児の死亡率が高まっています。この問題は、医療施設が不足しているため、難産や合併症が起きた際に適切な救急処置ができないという事態が、広範囲に渡って発生していることが原因となっています。

深刻な地域としては、サハラ以南アフリカ南アジアが挙げられます。サハラ以南アフリカでは、出産に関連した1000人あたりの死亡率が410人にも上る一方、南アジアでもその数は164人と、世界平均を大きく超えています。

母子の生命を守るためには、医療教育の充実や医療施設の整備、そして地域社会における支援体制の強化が必要とされています。このようなあらゆる視点からの取り組みが、SDGs3の達成につながる第一歩となります。

合併症
…もともとの病気から新たに起きる予測できない病状のこと。ここでは、適切な出産管理ができない地域で、出産時に新たに起きる問題(出血や感染症など)を指す。母子の命を危険にさらす要因でもある。

先進国で、肥満や糖尿病などの生活習慣病の人が多いから

私たちの健康を脅かす生活習慣病は、現代社会で注目されている重要な課題です。肥満糖尿病の増加がとくに問題となっており、主な原因は食事の乱れ運動不足といった日常生活の中での選択にあります。

たとえば、日本では人口の約4.4%が肥満で、糖尿病患者は約1000万人と言われています。これに対し、アメリカでは肥満の人が全人口の約36.2%を占め、糖尿病患者は約3000万人と、日本の3倍以上います。

生活習慣病は、心臓病や脳卒中という深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。そのため、SDGsの目標である「すべての人に健康と福祉を」実現するためには、私たち一人ひとりが日々の生活習慣を見直し、健康的な生活を心掛けることが不可欠です。

気候変動による感染症や病気のリスクが高まっているから

気候変動は、私たちの健康にも直接的に影響をおよぼす大きな要因です。とくに問題となっているのは、熱波洪水などの異常気象です。

熱波による熱中症は、熱波によって引き起こされ、とくに高齢者や子どもが重症化しやすい病気となっており、被害も拡大しています。2018年の日本では、猛烈な暑さが続き、全国で1,000人以上が熱中症で命を落とすという悲しい出来事がありました。

また、洪水も大きな健康問題を引き起こします。洪水は街を水浸しにするだけでなく、衛生環境を悪化させ、感染症のリスクが高まります。実際に2011年のタイの大洪水では、ダング熱などの感染症が広まる大きな要因となりました。

これらの問題は、一見すると単なる自然災害のように思えますが、その根本的な原因は地球の温暖化による「気候変動」です。したがって私たちの健康を保つためには、気候変動による被害を軽減する必要もあります。

高齢化社会で医療費が増加しているから

日本をはじめとする高齢化社会では、医療費の増加という問題が浮き彫りになっています。厚生労働省が2019年に行った調査の結果、65歳以上の高齢者が全体の医療費の約半分を占めていることがわかりました。とくに、重い病気に対する治療費が重なることで、医療費はさらに拡大する傾向にあります。

さらに、医療の質自体も大きな問題となっています。とくに地方では医師不足や医療機関の不足という課題を抱えており、これが解決しない限り、おもに高齢者の間で医療を利用するのが難しくなります。

これらの課題を解決するためには、健康保障制度を充実させ、医療費の問題を解消し、そして医療の質の向上に向けた取り組みを行うことが必要となっています。

世界の取り組み事例3選:企業や国の取り組み

続いて世界各国が実施している政策や取り組みについて、紹介していきます。

1.デンマーク|医療費の無償化

デンマークの健康保険制度には、誰もが無料で医療を受けられる仕組みがあります。治療費や薬の代金だけではなく、病院への送迎サービスまで無料で提供されています。これにより、人々の経済力にかかわらず、誰もが医療を受けられる環境が整っています。

さらに、健康保険は国民の税金から運営され、個々の医療費は国が負担します。これにより、国民全員が同様に医療サービスを利用することができます。

この制度を実施するためには、医療費を国がまかなうための財源を確保したり、国全体で政策を実施するために体制を整えたりと、さまざまな困難が生じます。

2.ラオス|統合された助産師研修プログラム

ラオスで実施されている「統合された助産師研修プログラム」も、SDGs目標3の実現に大きく貢献する取り組みの一つとなっています。このプログラムは、ラオス政府とUNFPA(国際連合人口基金)が協力して推進しているものです。

プログラムを受けるために国内で選ばれた看護師たちが、助産師として訓練し、出産管理や新生児のケアなど、幅広く知識と技術を身につけます。

看護師たちは研修後、地元の病院などで働くことで、多くの人々に母子保健サービスを提供します。結果として、母子の死亡率が減少し、地元の人々が必要な医療を受けられる環境が整っていきます。

3.ユニリーバ|手洗いを普及させるプロジェクト

ユニリーバが推進しているSDGs3「すべての人に健康と福祉を」に対する取り組みの一つとして、手洗いの普及が挙げられます。途上国ではとくに、感染症を防ぐために清潔な水と石鹸を使用した手洗いが、とても重要な役割となっています。そのためユニリーバは、「Lifebuoy Global Handwashing Programme」を立ち上げ、学校や地域社会を中心に活動しています。

このプログラムでは、具体的な手洗いの方法といつ手を洗うべきかを一人ひとりが理解できるよう指導しています。さらに、学校での活動を通じて、子どもたち自身が手洗いの重要性を認識するように努めています。その上で、手洗いの知識を家庭や地域全体に広めることで、感染症予防の取り組み全体を強化しています。

これらの努力を通じてユニリーバは、感染症の予防と早期発見・治療に寄与し、SDGs3の達成に積極的に取り組んでいます。

日本の取り組み事例3選:企業や日本政府の取り組み

つぎに日本で実施されている政策や取り組みについて、紹介していきます。

関連記事:【取り組み紹介】SDGsと福祉の関係性|健康と福祉における日本の取り組みとは

1.母子手帳|母子の健康状態・成長の管理

日本では妊娠した際に母子手帳を受け取ることができます。母子手帳は、母親と子どもの健康管理に不可欠なものであるため、とても重要なものです。

母子手帳には、妊娠期間中の母体の変化を記録し、出産時の状況を詳細に残していきます。また、子どもが生まれてからも、予防接種のスケジュールを管理し、接種日や接種したワクチンの種類を把握することができます。

さらに、母子手帳は子どもの健康診断の結果を残しておくものでもあります。たとえば、定期的な歯科検診や乳幼児健診の結果を記入することで、子どもの健康状態を把握することができます。

近年では母子健康手帳のアプリもダウンロードできるようになり、アプリで管理できるようになっています。

>>母子健康手帳アプリについて詳しくはこちら

 

2.富士通|技術面から健康を支援

富士通では、テクノロジーの力で健康問題の解決に取り組んでいます。たとえば、富士通が考案した独自のヘルスケアITソリューションである「HOPE」は、医療現場での情報共有や、業務の効率化を目指しています。

医療情報をデータで一箇所に管理することで、医師の診断が的確となり、患者への医療提供をスムーズに行うことが可能となります。また、異なる医療機関の間での情報共有も促進し、適切な医療サービスの提供が可能です。

また、富士通では、社員の健康情報を収集し分析することで、予防医学の観点から健康維持をサポートしています。これにより、個々の社員に合った健康支援が可能となり、「健康と福祉」の改善に取り組んでいます。

3.くるみんマーク|子育てと仕事の両立

日本では、SDGs3の達成へ向けて、職場での子育て支援を推進しています。その一つとして「くるみんマーク」があります。これは、厚生労働省から子育て支援に積極的な企業に対して認定されるマークです

厚生労働省から認定されるためには、フレックスタイム制を導入するなどの労働環境の整備、産前産後休暇や育児休業などの休業・休暇制度の導入が必要となります。さらに職場復帰支援制度子育て支援制度など、育児と仕事の両立を支援する制度も要求されます。

このマークを取得する企業は、子育て中でもキャリアを継続することができ、昼夜を問わず時間を有効活用して働くことも可能になります。この取り組みを通じて、子どもを持つ家庭が子育てしやすい環境を整えていきます。

私たちができること5選-子どももできるSDGs3への取り組み

最後に大人も子どももできる、身近な取り組みについて、解説していきます。

1.ワクチンを届けるために寄付をする|20円の寄付で救える命がある

私たち一人ひとりの小さな行動が、世界のどこかの誰かの命を救う可能性があります。それが、ワクチンを届けるための寄付活動です。

ワクチンは、さまざまな感染症から私たちの命を守るという、非常に重要な役割を果たしています。しかし、世界の一部地域では医療インフラの整備が十分でなく、必要なワクチンが届かず、多くの人々が感染症で命を落としています。

そんな中、寄付をすることで、開発途上国の子どもたちにワクチンを届けることができます。これは、私たちが日常的に飲む一杯のコーヒーよりも少ない金額です。UNICEF(ユニセフ)GAVIワクチンアライアンスなど、さまざまな団体が発展途上国へワクチンを届ける活動を行っています。ぜひ一度、それぞれの公式サイトなどを調べてみてください。

>>ユニセフへの寄付について、詳しくはこちら

>>GAVIへの寄付について、詳しくはこちら

関連記事:《徹底解説》ユニセフとSDGs|保健や教育など7分野の取り組みを紹介

2.身近なところから健康を意識する|ワクチン接種や手洗いうがい

自分自身の健康を守るためにも、SDGs3に貢献するためにも、身近なことから意識的に取り組んでみましょう。

まず、ワクチンの接種は自身の健康はもちろん、周囲の人々への感染を防ぐためにも重要です。とくに新型コロナウイルスのような大規模なパンデミック時には、ワクチン接種が感染拡大を防ぐ一助となります。

また、手洗い・うがいも日頃から意識すべき行動です。これらは風邪やインフルエンザなど、日常生活で感染しやすい病気を予防するために大切な行動となります。

さらに手洗いやうがい、ワクチンの接種が、一人ひとりが健康であるためだけでなく、社会全体の健康維持にもつながります。

3.地球環境と健康は密接な関係|エコな生活を心掛ける

地球環境と私たちの健康は深い関係があります。気候変動により、猛暑や自然災害が増えると、それによる健康被害も増えます。具体的には、熱中症やアレルギー、感染症のリスクが高まり、心身の健康を損なう可能性があります。

熱中症や感染症などのリスクに備える一つの手段が、エコな生活を心掛けることです。「エコな生活」とは、エネルギーの節約、リサイクル、地産地消など、環境負荷を低減させる生活のことを指します。

たとえばエアコンの設定温度を適温にしたり、使用していない部屋の電気をこまめに消すなど、エネルギーを節約するための取り組みがあります。また地元の農作物を積極的に購入することも、エコな生活につながります。

気候変動による健康被害を減らすためにも、日頃の生活の中で私たち一人ひとりが、エコな生活を心がけることが大切です。

関連記事:SDGs13「気候変動に具体的な対策」で私たちにできること8選

4.地域の保健活動に参加・協力する

SDGs3の達成を目指す上で、日々の生活の中で手軽にできることの一つが、地域の保健活動への参加・協力です。地元の自治体が主催する健康教室や健康チェックに参加することで、自分自身の健康管理を向上させるだけでなく地域全体の健康促進にも貢献します。

たとえば、自治体が主催する「健康ウォーキング」などに参加すれば、自身の健康増進につながります。また、健康教室では栄養や運動について学ぶことができます。これらの活動は、自身だけでなく家族や友人を誘い参加することで、より広範な健康の促進となります。

また、地域の高齢者支援活動や子育て支援活動にボランティアとして関わることもおすすめです。これらの活動を通じて、予防医療の重要性や生活習慣病の予防法を広めることも可能となっています。地域全体で取り組むことで大きな力となり、SDGs目標3の達成につながります。

5.健康や福祉について学ぶ|本や映画に触れる

健康や福祉について自身で学ぶことも、SDGs3に向けた取り組みとして大切です。具体的には、健康や福祉をテーマにした本を読んだり、映画を視聴したりすることで、世界や日本の健康問題について深く理解を深めることができます。

近年では、SDGsが世界的に注目されているため、数多くの本が出版されたり、映画が公開されたりしています。これらの作品を通じて、健康や福祉の現状を知り、どのような問題が存在し、何が求められているのかを理解することが可能です。自分自身で知識を深めることで、日々の生活の中でSDGs3に貢献する行動を取るきっかけになります。

まとめ:SDGs3の達成に向けて

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」は、すべての人々が健康にかつ、幸せに暮らせる世界を目指すものです。この目標を達成するためには、私たち一人ひとりの行動が、とても大きな役割を果たします。そのため国や企業だけでなく、個々ができる身近なことから始めることが求められています。

医療アクセスの格差を解消したり感染症の蔓延を防止したり母子保健を改善したりなど、地球規模の健康課題がありますが、これらはすべて関連しており、一つひとつの改善が全体の向上につながります。

私たち一人ひとりが健康や福祉について学び、意識を高めることが大切です。本や映画を活用して理解を深め、日常生活でSDGs目標3の達成につながる行動を行うことで、より多くの人々が健康と福祉を受けることができる世界へと近づけていきましょう。

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