女性活躍をデザインするプロジェクト「W society」始動|女性が納得して充実したライフスタイルを過ごせる社会を目指す

#SDGs目標5#ジェンダー#女性 2021.10.07

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【更新日:2021年10月7日 by 大森令賀

提供:W society実行委員会

W society実行委員会は、女性の心身的課題(W = woman)と社会的課題(society)の両面から女性活躍をデザインするプロジェクト「W society(ダブリューソサイエティ)」を設立し、活動を開始する。

W societyとは

世界経済フォーラム2021で発表された、「経済」「教育」「医療」「政治」の4つの分野、14項目における男女格差を示す指数「ジェンダーギャップ指数」で日本の順位は156カ国中120位と低く、日本には男女格差の問題が山積しているのが現状だ。

男女格差問題にも大きく関わってくる「妊娠・出産」の現状を見ても、国内での不妊治療件数は年々増加しており、体外受精件数は年間約45万件を超える。自らの「キャリア」と「家庭」の2つの要素を不自由なく両立できる環境は、今まさに整備されようとしている段階である。

「W society」は、この女性を取り巻く「心身的課題」と「社会的課題」という2つの課題に対して向き合い、解決を目指していくために組成されたプロジェクトであり、これに賛同した企業(ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社、パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社、株式会社サニーサイドアップグループなど)によりW society実行委員会が構成されている。

当プロジェクトでは、KNOW【知る】、LEARN【学ぶ】、CHANGE【変える】という3つのテーマを軸に活動を展開する。

提供:W society実行委員会

まずは自身のカラダを知ることから。啓発キャンペーン「egg week」

提供:W society実行委員会

W societyは、今秋より「egg week」を実行予定だ。まずは現状を知ることを課題解決の第1歩と位置づけ、女性のホルモン検査の一種である「AMH検査」に対するリテラシー向上を入口に、自分自身のカラダについて知るきっかけを生み出すことを目的としている。

CHECK!!
AMH検査とは、卵巣の予備能(卵巣の中に残っている卵胞の数の目安)を反映する血液検査。自身のカラダの現状を知ることで、ライフプランの設計に役立てられることが期待される。

W societyは、 この「egg week」の実施を皮切りに今後は、一般や企業向けのセミナーや研修の実施、女性のヘルスケアや社会との関わりを研究する研究会の発足、各自治体での検査補助制度導入の促進など、女性活躍のためのさまざまな施策を実施しする予定だ。

男女格差を是正することはSDGs目標5「ジェンダー平等を実現しよう」の達成に直結する。世界が日本のジェンダー問題に対してどのように取り組むのか注目する中、W societyの取り組みに期待が高まるばかりだ。

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