子供服シェアリングプラットフォーム「キャリーオン」の子供服再流通が 100 万着を突破|株式会社カイタックファミリー

2023.03.08

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【更新日:2023年3月8日 by 中安淳平

株式会社カイタックファミリーが運営する子供服シェアリングプラットフォーム「キャリーオン」は、サービス開始以来の子供服の再流通が100万着を突破した。

キャリーオンとは

「キャリーオン」は日本最大級の子供服シェアリングプラットフォームだ。 2013年7月 のサービス開始以降、順調に取り扱い数を伸ばし、会員数は約9万人まで増加した。このサービスは衣料品の中でも子供服の再流通に特化している。子供服には 「成長によりすぐに着られなくなってしまう」という大人の服とは異なった特徴がある。そのため、子育てママたちは「着られなくなっても身近にあげられる人がいない」、「いつも新品ばかりではもったいない」などの悩みを抱えていた。キャリーオンは、そのような方たちのニーズをすくい上げる形で、子供服を売りたい方と購入したい方をつなぐプラットフォームとして誕生した。

 

キャリーオンの特徴

 ここまでの説明だけでは、「フリマアプリや他の二次流通サービスで代替できるのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれない。そこで、「キャリーオンにしかないサービス」の特徴を紹介していく。主な特徴は以下の6つだ。

①発送キットに詰めて送るだけでよい

面倒な商品撮影や登録、価格設定が一切ない

③購入者への発送がないため、出品者と購入者のやり取りが発生しない

査定によってポイントやAmazonギフト券を売れるのを待たずに受け取れる

記名のある服も出品できる

⑥海外ブランドやマイナーブランドも価値をしっかり査定する

他にも、一つ一つ丁寧な検品が4回もなされていたり、取り扱っている洋服がおしゃれなブランド服ばかりで、かつリーズナブルであることなど沢山の魅力が魅力ある。

 

キャリーオンの持続的な社会の実現への取り組み

衣料品の世界ではファストファッションの台頭により、大量廃棄された中古衣料品が原因と なる環境汚染が問題とされてきた。先進国で大量生産され中古品となった衣料品は、リサイクル業者などを経由し、最終的に途上国に大量に集積していく。しかし、品質の問題などにより約半数は市場に出回ることなく廃棄される。廃棄ごみは河川などの環境を悪化させるだけではなく、焼却の際に発生する煙による人体への影響も懸念されている。

こうした状況の中、キャリーオンは創業以来、リユース事業を通じて持続的な社会の実現に取り組んできた。SDGsの12番目の目標である「つくる責任、つかう責任」の目標達成に向け、 中古品に対するイメージの払しょく、使いやすいプラットフォームの提供により、創業以来の取り扱い数が100万着を突破した。 衣料品を無駄にせず大切に再利用するという考え方が徐々に社会に定着してきたことにより、あらかじめ売ることを念頭に置きな がら購入し、購入後はキズなどを最小限にするために丁寧に利用するというような消費行 動の変化も起きている。キャリーオンは今後もお客様のニーズに応え、子育てママを支援していくとともに、 地球社会の一員として持続的な社会の実現と次世代への継承のためにさらに尽力していく。

 

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