多くの企業ホームページにSDGsのページを見かけるようになりました。この記事をみている人の中にも、これからSDGsのページをホームページに掲載しようとしている人もいるかもしれません。今回は、SDGsページを掲載する方法と参考になるホームページを紹介します。
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企業がSDGsの取り組みをホームページでアピールするメリット
社会課題への取り組みがアピールできる
SDGsへの取り組みをすることは、環境課題や社会課題に配慮していることになります。
逆にこれらに対して取り組みを講じていない場合、消費者や取引先に対してネガティブな印象を与えてしまう可能性が高くなります。
取り組みを講じていても、その取り組みが周囲に知られなければ、正当な評価を得ることができません。
そこで、ホームページに掲載することで最大限のアピールができ、信頼を獲得することができるようになります。
新たなビジネスチャンスを得ることができる
環境省によるとSDGsによってもたらされる市場機会は年間12兆ドルほど、2030年までを目処に世界で創出される雇用は約3億8000万⼈になるとされています。
このような大規模な動きから新たなビジネス機会を得るチャンスも大いに期待できます。
実際、SDGsへの取り組みをきっかけに新しいビジネスチャンスを得るケースは非常に多くなっています。
例えば、YAMAHAでは政府教育機関と協力関係を結び、プログラムの提供を行い、楽器を用いた教育を広める活動に取り組んでいます。
資金を得ることができる
SDGsへの取り組みをアピールすることは同時にESG投資で優良企業とみなされる可能性が高まります。
ESG投資とは、環境(Environment)・社会(Social)・管理体制(Governance)を基準に投資先を判断するもので現在多くの投資家が注目しているため、資金の調達をより優位に行うことが可能になります。
以下の記事でSDGsに取り組むメリットについて解説しているので、合わせてご覧ください。
企業がSDGsに取り組むメリットについて詳しくはこちら>>
SDGsをビジネスに取り入れるメリットについて詳しくはこちら>>
企業ホームページでのSDGs掲載方法
では、具体的にはどのように掲載していけば良いのかご紹介していきます。
特設サイト・複数ページを作る
専用の特設サイトを作成することで、様々な機能を使用することができます。
具体的には、取り組み内容の詳細について掲載可能な点や更新機能を用いることができる点が挙げられます。
そのページをサイト内のSDGsに関するトップページとして、別のページにリンクを貼るという使用方法も効果的です。
サイト内ページを作る
サイト内ページはもっとも多い掲載方法で、各企業が既に持っているサイトにおいて、サイト内の独自のカテゴリとして1つの新しいページを作る方法です。
注意としては、サイトマップを正しく整えることが重要になります。
そのようにすることでページ自体が見やすくなるだけでなく、PV数の向上なども期待でき、企業自体についての認知機会向上にもつながります。
ページ内コンテンツとして掲載する
この方法は、CSRなどと同ページ内にSDGsのコンテンツを掲載する方法です。
CSRとSDGsは内容が類似するため、サイト自体が見やすくなり、企業の取り組みについてより深く理解してもらえるようになります。
ニュース・お知らせとして掲載する
この方法では、他の方法より簡単に掲載が可能であるため、気軽に使用することができます。
また、追加や変更作業を行う際でもスピード感を持って情報を書き換えることが可能になります。
PDFで掲載する
この方法の最大のポイントは、比較的コストを抑えることが可能な点です。
スマホやタブレットなどで気軽にダウンロードしてどこでも読んでもらうことが出来るため、顧客への説明を行う際や営業の際にも使用しやすい方法です。
企業・メディアへ寄稿する
企業・メディアへ寄稿することで自社サイトだけでなく、幅広いユーザーの目に触れることができます。
その情報をきっかけに興味を持ってもらえるPRも可能になる方法です。
現在、SDGs CONNECTでは、SDGs事例集を公開しています。
無料で公開してるため、下記フォームから申請していただければ公開も可能です。
https://form.run/@contact-to-sdgs-connect/
ホームページにSDGsページを掲載する際の2つの注意点
公式のロゴを使用する際に気をつけること
企業や団体など主体のロゴとSDGsのロゴを並べて表示する場合には、「(主体名/私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言が必要になります。
企業ロゴの横にロゴを入れる際には細かい規則に従う必要があります。
また、色の変更や形の変更は禁止されているため、注意しなくてはなりません。
その他、使用できる期間にも期限が定められているなど気をつける点は多々あります。
SDGsロゴについて詳しくはこちら>>
「SDGsウォッシュ」を避ける
「SDGsウォッシュ」とは、SDGsへの取り組みを表面上は行っているように見せかけているが、その実態が伴っていないビジネスを意味する言葉です。
これは現在世界規模で問題視されており、逆にユーザーや株主、従業員、顧客など多くの人々に悪いイメージを抱かせたり、社会にも悪影響を及ぼしたりしてしまいます。
このようにSDGsをアピール材料として取り入れることは危険なため、目的をしっかりと持ち、社会に貢献していくことが重要になります。
SDGsウォッシュについて詳しくはこちら>>
SDGsについて紹介しているホームページ4選
ここからはSDGsについて紹介している良いホームページを取り上げて解説していきたいと思います。
朝日新聞|2030SDGs
朝日新聞では、朝日新聞2030SDGsというSDGs専門サイトを立ち上げています。
ここでは、SDGsに関する基礎知識はもちろん、動画やイベントの紹介など幅広いコンテンツを用いてアプローチがなされています。
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トヨタ自動車株式会社|TOYOTAの森
トヨタ自動車株式会社では、TOYOTAの森という自社の活動、取り組み事例を紹介している独自のページを設けています。
特に、このページでは取り組みが具体的に紹介されているだけでなく、ストーリー形式で紹介されているため、ユーザーの関心を引きやすいという特色があります。
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株式会社大川印刷
株式会社大川印刷のホームページでは、企業のトップページの上部に大々的にSDGsに関して掲載しています。
「環境印刷」という独自のコンセプトとともに強いインパクトを残すページとなっています。
他社との差別化を重視したい方には是非参考にしていただきたいページだと思います。
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Yahoo Japan|Yahoo Japan SDGs
Yahoo Japanでは、SDGs専用のページを設け、これからの地球環境や持続可能性について、「DOCS for SDGs」というドキュメンタリー映像などのコンテンツも展開しています。
映像を用いることで具体的に事実を受け止めやすくなり、印象に残りやすい作りとなっています。
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自分達のSDGsの取り組みを少しでも世の中に伝えたい方へ
自分達のSDGsの取り組みを伝えていくためには、まず発信していくことが重要になります。
先述の通り方法は様々ありますが、自社に合った方法で発信していくことでまずは知ってもらうことが必要になります。
SDGs CONNECTでは、SDGs事例集を無料で公開しています。
掲載を検討する方は下記フォームから申請をお願い致します。
https://form.run/@contact-to-sdgs-connect/
まとめ
以上のように、SDGsへの取り組みをホームページで発信することでSDGsに貢献できるだけでなく、イメージ向上にも繋がり、自社についても理解してもらうチャンスが増えると思いますので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
SDGsの基本については以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
SDGs CONNECTライター。ESGに関する記事を中心に、よりよい社会の実現へ向けて情報をお伝えしていきます。