東京都「未来の東京」戦略(案)を発表|「自然」と「便利」が融合する持続可能な都市に。

#SDGs目標11 2021.02.15

この記事をSNSでシェア!

【更新日:2021年2月24日 by おざけん

新たな都政の長期戦略の検討を進めてきた東京都は2021年2月12日、「『未来の東京』戦略」(案)を取りまとめ、柱となる「東京ベイeSGプロジェクト」を立ち上げたと発表した。

「東京ベイeSGプロジェクト」は商業施設や物流ターミナル、東京オリンピック関連施設などの魅力を持つ有明やお台場などのベイエリアを活用し、ポストコロナの世界において大都市のモデルとなる「自然」と「便利」が融合する持続可能な都市を目指す

「東京ベイeSGプロジェクト」のドラフトでは以下の4つの大きな戦略が掲げられ、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」をはじめとしたSDGsの各テーマにも関連したものになっている。

  1. 100%クリーンエネルギー、ゼロエミッションを実現
  2. 最先端のデジタルテクノロジーを実装
  3. グリーンファイナンスを活用したプロジェクトの展開
  4. サステナブルな都市・交通ネットワークを充実

「東京ベイeSGプロジェクト」のドラフトでは、東京を世界のモデル都市にしていくため、3つのステップを想定。まずは「ベイエリアから最先端を取り戻す」のコンセプトのもと、2030年までにステップ1として交通インフラの整備やグリーンファイナンスを活用したプロジェクトを展開していく予定だ。

2030年以降はステップ2、ステップ3として脱炭素化やデジタルイノベーションをすすめるほか、将来的には地下空間や海中などあらゆる場所で生活できる「22世紀型」のまちが掲げられている。

長期戦略案は3月13日までパブリックコメントを募集。さらに有識者ヒアリングなどを経て、2021年3月末に「東京ベイeSGプロジェクト」を正式に発表する予定だ。

この記事をSNSでシェア!

  • ランキング

    「SDGsは胡散臭い」と言われる5つの理由【解説】|原因から解決法まで徹底解説

    SDGsバッジをつけている人ってどんな人?購入方法やつける意味を解説

    食品ロス削減のおすすめアプリ5選-アプリ活用のメリットから特徴を徹底比較

    新着記事

    日本女子大学とミツカングループによる「ニッポン食プロジェクト」

    【SDGs事例集】日本におけるオキアミのパイオニア|広松久水産株式会社

    SDGsの基礎知識

    《徹底解説》今、注目を集める再生可能エネルギーとは|SDGsとの関係性も解説

    もっとみる

    おすすめ

    房総半島沖の海底に大量のプラスチックごみ|JAMSTECが発表

    【ウェビナー・参加費無料】DataseedがESGデータドリブン経営に関するウェビナーを開催|市場評価され続ける企業のESGとは?

    脱炭素社会実現に向けて東京ガスのオリジナルデザイン傘を都内に展開

    タレント・千秋がプロデュースする新ブランド「エリアCC」が発表|かわいい×サステナブルなエシカルジュエリーを販売

    Getty Images、サステナビリティに関する消費者意識の最新データを発表|今求められているビジュアルコンテンツとは