国際女性デー2024 企業の注目取り組みまとめ

#SDGs目標5#ジェンダー平等 2024.03.08

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【更新日:2024年3月8日 by 中安淳平

みなさんは「国際女性デー」というものをご存じですか?
ジェンダー平等や女性活躍が推進される時代において、国際女性デーへの注目も年々高まっています。
そんな国際女性デーに合わせて日本企業が取り組んでいる注目の取り組みについて本記事では紹介していきたいと思います。

国際女性デーの概要

国際女性デーとは

1904年3月8日にニューヨークで起きた婦人参政権を求めるデモを起源に、国連によって1975年に3月8日を「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されました。「国際女性デー」は、すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日です。

イタリアでは「ミモザの日」として親しまれており、「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、女性に感謝を込めて、母親や妻、友人、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザが贈られています。

国際女性デーには毎年テーマが決まっており、2024年のテーマは「女性に投資を。 さらに進展させよう」です。

国際女性デーの意義

ニューヨークでの婦人参政権を求めるデモを起源に制定された国際女性デーは、ジェンダー平等や女性活躍推進を目指す現代社会にとって、一年に一度女性の権利や置かれている立場を見つめなおし、社会に働きかける機会となっています。

近年では日本でも国際女性デーに合わせて取り組みを行う企業が増えており、社会で強く生きる女性を応援するキャンペーンや働く女性を支援する取り組みが多く見られています。

日本は2023年のジェンダーギャップ指数では過去最低の125位と後退し、「政治参加」「経済」の分野では特に低い順位に沈んでいます。「企業の女性管理職の少なさ」「非正規雇用者に占める女性の割合の高さ」「男女の賃金格差」などの課題解決に向け、今後国際女性デーの存在意義はますます高まることが予想されます。

日本企業の注目の取り組み

エスエス製薬株式会社

エスエス製薬株式会社は解熱鎮痛薬ブランド『EVE(イブ)』を筆頭にOTC医薬品(一般用医薬品)やヘルスケア製品に特化した製薬会社です。国際女性デーに合わせ目標を掲げて生きる女性が、本来持つ力を発揮し、前へと進み続けられる未来をつくるべく「BeliEVE Project」始動させました。

今回EVE(イブ)は「女性のキャリア意識調査」を実施し、調査で分かった課題解決への第一歩として、女性の顕在的および潜在的な本当の声を引き出し、言語化する対話型×生成型AIツール「Your Voice AI」をローンチに加え、ブランドアンバサダーである菜々緒さんご出演の、働く女性特有の「見えない痛み」にフォーカスしたパーパス動画も公開しました。

また本プロジェクトでは、以上のような様々なアクションを実施していくと共に、すべての女性が自分の可能性を信じ、理想のキャリアを描けるよう、「ジェンダーキャリアギャップ指数」を設定しています。「ジェンダーキャリアギャップ指数=目標を持ち、前向きにキャリアを捉えているスコアの男女差」と定義し、今後継続的に計測・分析を行い、男女のギャップを埋めていきジェンダーキャリアギャップ指数をゼロにすることを目指していくとしています。

詳しくはこちらから

株式会社ハースト婦人画報社

1905 年に創刊した『婦人画報』をはじめ、『ELLE(エル)』、『25ans(ヴァンサンカン)』、『Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)』、『Esquire(エスクァイア)』などを中心に、ファッション、ライフスタイルなどに関する多数のデジタルメディアの運営と雑誌の発行を手掛けている会社です。そんな株式会社ハースト婦人画報社と、女性起業家への投資を行う「HearstLab(ハーストラボ)」は共同で、2024 年3月8日の国際女性デーを機に日本における女性起業家への支援活動を本格始動し、資金調達や、事業拡大のサポートを希望する女性起業家を幅広く募集することを発表しました。本プロジェクトを通じて、ベンチャー企業への投資における“2%の壁”の男女格差の解消を目指しています。

「HearstLab」は親会社である米国ハーストが 2015 年から開始したプロジェクトで、女性起業家が率いるプレシードからアーリーステージのベンチャー企業に対して、投資と支援を行っています。女性起業家たちに持続可能で拡張性の高い事業構築のサポートを行うことで、ベンチャー企業の資金調達における男女間格差を埋めることを使命としています。

4つの投資基準により選定された女性起業家たちは、資金投資に加えて、メディア、情報、サービス事業をグローバルに展開するハーストとのコラボレーション、HearstLab 独自のベンチャー業界における女性起業家たちとの国際的なネットワークやコミュニティへ参加ができます。

詳しくはこちらから

ハースト婦人画報社のインタビューはこちら↓

アサヒグループ食品株式会社

アサヒグループ食品株式会社は『菓子、健康食品、サプリメント、乳幼児用粉ミルク、ベビーフード、介護食品・用品、フリーズドライ食品、食品原料』などの際立ったおいしさと特徴を持つ商品ラインアップを通じてさまざまな社会課題を解決し、お客様の心とからだの健やかさの実現に貢献している会社です。今回、国際女性デーにあわせて、30~50代の働く女性を対象に「女性の働き方と女性特有のゆらぎ症状への実態調査」を実施しました。

女性たちが昔よりも自分のキャリアを意識して、自由なライフプランを設計しやすくなってきましたが、働くことに前向きな思いとは裏腹に、「女性特有の体調の変化」が仕事への影響を及ぼしています。そこで、30~50代の働く女性に、自身の働き方や体調の変化、今後のキャリアについて調査を実施。「女性の働き方について」「更年期障害への意識と実態について」「更年期障害との付き合い方、今後の働き方について」「年齢を重ねても自分の人生を楽しんでいそうな憧れの女優ランキング」の4項目の調査の結果、長く働きたい意向の女性がいる一方で、健康面の悩みや将来への不安もうかがえる調査結果となりました。

また、更年期障害や体調のケア関連で職場に欲しい制度や、近年注目されている「フェムケア」「フェムケアフード」の認知度も調査し、女性たちをサポートする制度やケア商品を充実させることに意欲を見せています。

詳しくはこちらから

 

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