カーボンニュートラル×エネルギー」について全国の学生がビジネスアイデアを生み出す!|EMIRA×PEP共催ビジネスアイデア学生コンテスト(文部科学省後援)

2023.03.16

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イノベーションを「エネルギー」という視点で読み解くことで未来を考えてゆくメディア「EMIRA」は、2023年2月18日、早稲田大学パワー・エネルギー・プロフェッショナル育成プログラム(以下、PEP)とともに、ビジネスアイデアコンテスト「EMIRAビジコン2023 エネルギー・インカレ」を早稲田大学内にて実施した。

 今年で4度目となる本コンテストは、EMIRAと早稲田大学を代表校に13大学が連携する5年一貫の博士人材育成プログラムであるPEPが共催。今回は、「カーボンニュートラル×エネルギー」というテーマで、ビジネスアイデアを全国の大学生・大学院生から募り、160チームの頂点が決定した。

 最優秀賞を受賞したのは、「アパレル業界の変革より、環境にやさしい世界を目指す」ことについて発表したECOCLO。受賞後のインタビューでは「チームメンバーの得意を活かしてひとつの形にすることができました」「スモールなものでもいいので実際に取り組めたらいいなと思っています」と語った。

 

出場5チームのプレゼン内容

 全国160チームの中から、審査によって選ばれた5チームが本コンテストに出場。「カーボンニュートラル×エネルギー」をテーマに、各チームがプレゼンテーションを展開した。EMIRA最優秀賞は「ECOCLO」が受賞。最優秀賞の発表内容の詳細はEMIRAで掲載予定だ。また、KADOKAWA賞は「K小学校同窓会」、TEPCO賞は「アッド・コンポスト」、優秀賞は「地球化学研究室」と「チームES」が受賞した。

 

<EMIRA最優秀賞> ECOCLO(大阪大学大学院)

メンバー:佐藤陸弥・橘尭志・永江千夏・道畑勝利

テーマ:「アパレル業界の変革より、環境にやさしい世界を目指す」

資料提供:株式会社CCPR 黒川英美

発表概要:洋服の購入、管理、手放すといった一連の流れをサポートすることで洋服の長寿命化を目指したアプリを提案する。具体的なアプリの機能は以下の4つ。

①クローゼットの中の洋服のブランドや色別の分類

 ➡これらの情報をアプリに入力し、分類することで似た色の洋服の購入、衝動買いといっ  た無駄な消費行動の抑制を図る。

②所有している洋服を組み合わせた着回しの提案

 ➡洋服の使用頻度を把握し、着用回数の少ない洋服の着回しを提案することで洋服の長期  的な利用を促す。

③登録した洋服の情報をフリマアプリに反映させることによる出品支援

 ➡洋服の二次流通を促進し、廃棄洋服の削減を目指す。

④洋服の購入、管理、手放すといった環境への貢献活動に対する点数評価及びその発信

 ➡SNSのような使い方をすることで、利用者自身が行っている活動を他者に訴求するこ  とが可能に。

<KADOKAWA賞> K小学校同窓会(一橋大学・早稲田大学)

メンバー:愛川優・寺崎琳

テーマ:カーボンニュートラル達成に向けた取り組みの効率化を図るサービス「Choo2(チューズ)」

資料提供:株式会社CCPR 黒川英美

発表概要:Choo2は、カーボンニュートラル達成に向けた社会全体の取り組みの効率化を図り、サポートするサービス。企業や教育機関、家庭を対象とし、CO2排出量を減らす手段を提案する。利用者は人数などの必要な情報をフォームに入力し、概算されたCO2排出量を基に「CO2の排出を削減・吸収する方法」の中から挑戦できそうなものを複数個選択し、実行するといった流れだ。プラン実行後、月末のフィードバックを基に翌月に向けた改善をしながら上記ステップを繰り返す。またフィードバック時に目標を達成できていたらインセンティブを受け取れる仕組みだ。収益化は、会社からの手数料と広告費、NFT投資で行うことを想定。広告費はCO2の排出を削減・吸収する方法を考えた企業から、彼らの製品を優先的に告知したことに対して受け取る。NFT投資は、上場の難しさと非上場の株式取引の手間を考慮し、採用した。

<TEPCO賞> アッド・コンポスト(早稲田大学)

メンバー:吉次なぎ・大村晃央・長嶋憂門・千徳光・森友輔

テーマ:飲食店向けコンポストサブスクシステム

資料提供:株式会社CCPR 黒川英美

発表概要:都内飲食店、食品小売店は生ゴミの廃棄量が多いという課題を抱えている。加えて、水分量の多い生ゴミは処理費用がかさむ、生ゴミのリサイクル率が低いといった問題もある。そこでアッド・コンポストは事業者向けコンポストのサブスクリプションを提案。各飲食店店舗にコンポストを設置し、生ゴミの再利用に貢献したいと考えている。アッド・コンポストでは、サブスクリプションで提供したコンポストから一次発酵物を回収、自社工場にて有機肥料を生産し、首都圏近郊の農家などに販売する。さらにこの有機肥料を用いて生産した農産物はコンポストを設置している事業者に直接販売するなど、双方へのメリットを提供する。この取組みにより二酸化炭素を排出することなくリサイクルの環が完結する。設置するコンポストは自社開発を考えており、発酵速度がより早く、より多くの生ゴミのリサイクルを可能にするという特徴を持つ。さらにコンポストのカバーにプリントを施すことや、デジタルサイネージを取り付けることで看板としての機能も寄与し、広告戦略も視野に入れる。

 審査員である早稲田大学理工学術院 関根泰教授と東京電力ホールディングス株式会社 平山学氏はこの「アッド・コンポスト」に対して、「現在のフードビジネスにおける課題とそれに対する対応、そして最後の出口まで、全てを見据えてビジネスを提案していた」と高い評価をしていた。

 

<優秀賞> 地球化学研究室(近畿大学)

メンバー:清水大河

テーマ::鉱泉を活用した海の環境と漁獲量向上事業

資料提供:株式会社CCPR 黒川英美

発表概要:漁獲量の向上を狙い、魚を増やすために餌となる藻類の増加を考えたところ、藻類が二酸化炭素の削減の手助けになることに気づいた。藻類を増やす方法として、鉄を海に散布するという方法がある。しかし直接海で鉄を散布する従来の方法では費用対効果が悪く、鉄が酸化して沈澱してしまうなどの問題があり、ビジネスとするには課題があった。そこで本アイデアでは、鉄イオンを多く含む鉱泉とフルボ酸を結合させたフルボ酸鉄を用いて、今までの方法よりも遥かに低コストで海に鉄を供給するものを提案。この方法では漁獲量の向上に加え、大気中の温室効果ガスの削減が可能である。ビジネスモデルとマネタイズとしては、削減された温室効果ガスによるカーボンクレジットの売却による利益、及び鉄供給により藻類と漁獲量が増加するため、漁業組合などとの契約や県との委託事業によるビジネスモデルを予定している。

 

<優秀賞> チームES(金沢工業大学)

メンバー:江原直・山下稜司

テーマ:太陽光発電で人を繋ぐサービス『あんやとSUN!』

資料提供:株式会社CCPR 黒川英美

発表概要:「太陽光パネルを設置してみたいが場所や天候が条件に合わない人」と「場所や天候は良いが太陽光パネルの設置費用が出せない人」をつなげるマッチングサービス。アプリでの提供を想定しており、土地提供者と太陽光に投資したい人に分かれ、利用する。土地をクラウドファウンディング形式で販売し、少額から投資に参加可能。ターゲットをZ世代など若い世代に定め、気軽に参加できる環境を促す狙いだ。さらに、太陽光パネルの発電で得られた売電収入の利益は資金提供者にリターンされ、土地提供者は設置場所を貸し出すことで資金提供者たちから利用料金を受け取ることができる。このサービスの利用者が増えることで太陽光発電への関心が高まり、太陽光パネル設置の敷居を下げる狙いもある

〈EMIRAのリンクはこちらから〉

 

 

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