【更新日:2022年1月26日 by 大田守真】
サムネイル提供元:ANRI
独立系ベンチャーキャピタルANRIは、気候変動・環境問題に特化した新ファンド「ANRI GREEN 1号」の設立を発表した。
ANRIは、株式会社産業革新投資機構、関西電力グループである合同会社K4 Venturesなどから合計43億円の一次募集を完了した。
最終的なファンド総額は100億円規模を予定しており、ファイナルクローズに向けて今後順次、事業会社や機関投資家からの追加出資を受け入れていく予定。
ANRIでは、現在総額 約350億円の4つのフラッグシップファンドを運営しており、大学や研究機関発のディープテック領域への投資も行ってきた。
■【ANRI GREEN 1号ファンド特徴】
気候変動・環境問題特化型ファンド
運用期間:12年間(最長3年間の延長可能)
投資対象ステージ:主にシード期(創業期)
投資領域
太陽光/風力、蓄電池、水素/アンモニア、CCUS/DAC、人工光合成/核融合など
世界では、カーボンニュートラル社会の実現に向けた動きが加速してきており、日本でも第6次エネルギー基本計画が閣議決定され、2050年の脱炭素化に向けて大きく社会構造を変えていく必要がある。
この変革に対応すべく、ANRI GREEN 1号ファンドでは、運用期間を最長15年としたことで、資本を多く必要とし、長い時間がかかる領域への投資に積極的に取り組むことが可能となった。
ANRI GREEN 1号ファンドでもANRIの強みであるシード期からの投資に注力し、大学などの研究開発段階から起業のサポートを続けていく予定。
今後ANRIは、最先端の技術力で日本を代表する新産業の創出に貢献し、より良い未来作りへの期待が高まるだろう。
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東京国際工科専門職大学生、IoTシステム専攻。面白そうなモノを探しながらたまにIoTデバイス作りをして遊んでいます。おもしろそうなコトを探しながら情報発信していきたいです。