「iStock」が2022年のクリエイティブトレンドを予測|サステナビリティに配慮したビジュアルを目指す

#SDGs目標15#安全#持続可能 2022.01.17

この記事をSNSでシェア!

【更新日:2022年1月17日 by 大田守真

サムネイル提供元:iStock

iStockを運営するゲッティイメージズは、市場調査会社のMarketCast社と提携し、26カ国13言語で1万人以上の消費者と専門家を対象に調査を行い、「今、求められているビジュアルコンテンツ」を具体的な数字とともに明らかにした「Visual GPS」と呼ばれるガイドラインを作成した。「Visual GPS」によるとサステナビリティに配慮したビジュアルコンテンツが求められていると明らかになった。

Visual GPSの詳細情報:https://creativeinsights.gettyimages.com/ja/visual-gps

SDGsや環境に対する高まりと共に、消費者はブランドに対して、持続可能性や社会的利益へのコミットメントについての透明性を求めるようになった。

【アンケート結果(日本の消費者)】

企業が顧客の安全・安心を重視していることを示すことは
重要だと思う
82%
ソーシャルグッドな取り組みをしている企業やブランドから
買いたいと思う
66%
環境にやさしい努力をしているブランドの製品しか買わない 43%

Visual GPSの結果からも、企業のサステナビリティに対する配慮が、人々の消費行動に影響をあたえていることが判った。

「環境社会ガバナンス(ESG)」(+900%)、「ネットゼロ」(+500%)、「循環型経済」(+375%)など、サステナビリティに関連する検索ワードが大幅に上昇している一方で、日本の消費者の67%は「二酸化炭素排出量を減らすために、具体的に何をしたらいいのか分からない」と回答。

企業のサステナビリティに対する姿勢を示す際には、家庭菜園や家庭用ソーラーパネル、エコバッグ、リサイクル、など、より日常的な意識改革や行動喚起につながるビジュアルを使用していくことがポイントになるという。

ビジュアルを通してSDGsの意識を高めていく工夫は今後もさらに求められていくだろう。

この記事をSNSでシェア!

  • ランキング

    「SDGsは胡散臭い」と言われる5つの理由【解説】|原因から解決法まで徹底解説

    新着記事

    「手触り感」を大切に|社会貢献と企業成長の両立を目指すスパイスファクトリー

    SDGsの基礎知識

    食品ロスとは?原因や日本と世界の現状、家庭でできる対策を紹介

    もっとみる

    おすすめ

    アキュラホームが世界で初めて開発に成功した「木のストロー」がドラマ化

    脱炭素社会実現に向けて東京ガスのオリジナルデザイン傘を都内に展開

    房総半島沖の海底に大量のプラスチックごみ|JAMSTECが発表

    FAOと国連WFP、20カ国以上で深刻な飢餓が発生すると警告|新型コロナやサバクトビバッタが影響

    物流拠点「ZOZOBASE」に再生可能エネルギー由来の電力を100%導入|~ 同社拠点の電力消費量の6割以上が再生可能エネルギーに ~

    JSTの研究開発センターがSDGs達成に向けた研究を支援|「社会的孤立・孤独の解決」をキーワードに募集枠を拡大