【更新日:2021年5月28日 by 佐野 太一】
提供:神奈川大学
神奈川大学は5月27日、横浜ロイヤルパークホテル、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ、ザ・キャピトルホテル東急とSDGsへの取り組みで連携することを発表した。
グローバルホテルと高等教育機関の枠組みを利活用し、主に環境負荷の低減に取り組む。プロジェクトの第一弾は、同大学の研究・開発によって生まれた界面活性剤フリーの化粧品「PROUD BLUE」のホテルゲストへの配布だ。
品目は化粧水、美容ジェル、日焼け止め、ハンドクリーム、顔・からだ用クリーム。同大学キャンパスの生協やオンラインショップで販売が開始されている。
化粧品に用いられる主要な成分の1つである界面活性剤は、肌への負担になるだけでなく、洗顔などで洗い流されて河川へ流出した際にも分解されず、海洋汚染につながるといわれている。同大学の特許技術「三相乳化技術」が水と油の融合を可能にしているという。
◎各ホテルで行われる配布の詳細
横浜ロイヤルパークホテル【横浜市西区みなとみらい2-2-1-3/総支配人:雄城隆史】 アイテム: モイスチュアローションとUVジェル 対象ゲスト: スカイリゾートフロア「ザ・クラブ」宿泊ゲスト 提供方法: 「ザ・クラブ」レセプションデスクにて、希望者に配布 期間: 2021年5月1日(土)~予定数が終了次第 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ【横浜市西区北幸1-3-23/総支配人:石原哲也】 ザ・キャピトルホテル 東急【東京都千代田区永田町2-10-3/総支配人:末吉孝弘】 |
神奈川大学は、2019年4月に「SDGsへの神奈川大学のコミットメント」を表明。ダイバーシティ推進を中心とした取り組みを続けている。大学の社会貢献度をSDGsの枠組みで可視化する「THE University Impact Rankings 2020」では、2年連続ですべての項目にランクインした。
SDGsゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」では、さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略をもとにした効果的な公的、官民、市民社会の連携の推進が訴えられている。これまでの枠組みにとらわれない産官学の包括的なパートナーシップの締結に期待したい。
SDGs CONNECT ニュース/イベントライター。立教大学でジャーナリズム論を主に研究。記事執筆の傍ら、陶芸制作にも取り組んでいる。好きな食べ物はメロン。