《徹底解説》CSR検定とは?|取得までの流れやおすすめのテキストを級別に紹介

##検定#CSR#企業 2022.03.17

この記事をSNSでシェア!

 

皆さんはCSR検定というものをご存じでしょうか?
現在の社会において企業のCSRは必要不可欠な部分となっています。
今回は、そんなCSRの意義を社会全体に広めるために行われているCSR検定についてご紹介させていただきます。

CSR検定とは

CSRとは

CSRとは、企業が組織活動を行うにあたって、担う社会的責任のことです。

英語では「corporate social responsibility(企業の社会的責任)」といいます。

社会的責任とは、従業員や消費者、投資者、環境などへの配慮から社会貢献までの幅広い内容に対して適切な意思決定を行う責任のことです。

各企業の特徴から担う責任・役割・影響力は異なるため、各企業はそこから課題を見つけ、CSRを自分たちで作り上げます。

CSRについて詳しくはこちら▼

CSR検定の概要

主催及び共催は株式会社オルタナ・一般社団法人CSR経営者フォーラムです。

株式会社オルタナはサステナビリティやCSR(企業の社会的責任)をテーマとした日本初のビジネス情報誌を2007年4月に創刊しました。

英語の「alternative」が名前の由来で、売り上げや利益だけではない、環境や社会に配慮した「オルタナティブ(新しい、もう一つ)なビジネスのモノサシ」を探り、世に広げることをミッションと定めています。

企業情報:株式会社オルタナ: 会社概要

一般社団法人CSR経営者フォーラムは、ソーシャル・イノベーション・マガジン「オルタナ」の企業読者経営者組織として位置付けられています。2014年9月に一般社団法人化しましたが、2016年9月に「一般社団法人CSR経営者フォーラム」と改称することになりました。CSR(企業の社会対応力)と経営をさらに同軸化し、持続可能性(サステナビリティ)と収益の「二兎」を追い、企業価値を高め、企業の永続性に寄与できるCSR/CSV普及活動を行っています。

企業情報:CSR経営者

CSR検定の受験対象者として挙げられるのは、CSRをより深く理解したい方や企業の中でCSRと深くかかわっているような方です。

検定の内容と試験日程

内容

ビジネスや組織運営における社会的責任の意義を広め、持続可能性や競争力、レジリエンス(回復力)を高めることで、健全で生産性や競争力が高い社会の実現に貢献することを目的として実施される検定試験です。

引用元:CSR検定【試験日】合格率や

難易度 | 資格の一覧【JQOS.jp】

1級の試験では小論文やプレゼンなどを実施、2級以下は選択、記述で知識を問う試験内容になっています。

日程

級ごとに異なります。 4級は毎月オンラインで実施されています。 3級は年に2回(春・秋)に実施されています。 2級と1級は年に一回(2級は春・1級は秋)に開催されています。

CSR検定を受けるメリット

CSR検定を受けるメリットは、資格としての知名度がまだ低いため、履歴書などで目を引く存在になったり、興味を持ってくれる可能性があります。

また、昨今では、ニュースなどでCSRというのをよく目にすると思います。世間から注目が高まっているので、この資格を保有することで、他の人よりもCSRについてより深く理解できていると証明できます。

CSR検定|級別難易度紹介

すべての試験に共通しているのが、「合格基準」です。それぞれ得点が80%以上を超えていることが条件になります。

1級

1級は一次試験と二次試験に分かれて行います。 他の級は試験は1回のみなので、比べてみると難易度が非常に高いことが分かります。 一次試験の内容は小論文(1000文字以内)となっており、制限時間は100分です。テーマについては当日の会場で発表になっており、さまざまな内容を網羅しておく必要があります。

二次試験はプレゼン5分、質疑応答20分の面接形式になっています。
1人の受験者に対して、2人の面接官が対応します。以下の4つの項目を各5点満点で評価し、20点満点×2人の最高40点満点の評価となります。

評価項目

  1. サステナブル経営の理解度・知識
  2. プレゼンテーションの構成力
  3. ファクトの正確さ
  4. コミュニケーション能力

2級

1級と違い、試験は1回のみとなっています。しかし、試験日程が年に1回のみとなっているため、落ちてしまうと次の挑戦は来年ということになってしまいます。

選択式25問、記述式2問の構成となっており、試験時間は100分です。
出題範囲は公式テキストとCSR検定のアップデートを中心に出題されます。
公式テキスト:CSR検定2級 公式テキスト 2021年版 大型本 – 2020/12/21

3級

3級は、選択式40問のみの構成となっています。試験時間は70分です。 試験時期は春と秋の年2回あります。 出題範囲は2級と同様で公式テキストとCSR検定のアップデート範囲を中心に出題されます。
公式テキスト:CSR検定2級 公式テキスト 2021年版 大型本 – 2020/12/21

4級

4級は、選択式18問のみの構成となっています。試験時間は30分です。 試験時期は毎月オンラインで開催されています。 出題範囲は2級・3級と同様で公式テキストとCSR検定のアップデート範囲を中心に出題されます。
公式テキスト:CSR検定2級 公式テキスト 2021年版 大型本 – 2020/12/21

最後に

今回は、CSR検定について紹介しました。 各企業も注目しているCSRについてさらに知識を深めるために皆さんも受験してみてはいかかでしょうか?

難易度は級別になり異なっていきますが、4級、3級などはしっかりと知識を身に付ければ比較的合格しやすいものです。知名度はまだそれほど高くありませんが、興味があったらぜひ受験してみてください。

この記事をSNSでシェア!

  • ランキング

    新着記事

    アシックスの新しいランニングシューズNIMBUS MIRAI(ニンバスミライ)

    SDGsの基礎知識

    食品ロスとは?原因や日本と世界の現状、家庭でできる対策を紹介

    もっとみる

    おすすめ

    《徹底解説》SDGsの「面白い」取り組み|国内・海外・個人の取り組みを紹介