《SDGs事例》変化対応力を支える”技術力” ”創出力” ”人材力”を強みに持続的な成長を目指す企業!

#SDGs目標12#SDGs目標16#SDGs目標17#SDGs目標3#SDGs目標4#SDGs目標5#SDGs目標8#SDGs目標9#ジェンダー#健康#技術#教育#環境 2021.04.27

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【更新日:2021年9月15日 by 三浦莉奈

株式会社サイバーエージェントは、インターネット業界を代表する広告代理店です。また、広告以外の領域にも事業を展開し、動画配信「AbemaTV」や音楽配信「AWA」、50タイトル以上のスマートフォンゲームなどグループを通してさまざまな事業を運営をしています。

サイバーエージェントは、インターネット領域で得た知見や経営資源を活かし、新規事業や社会の持続可能な成長に繋げる社会貢献への活動を行なっています。地域社会への貢献のため、エンジニア志望の学生だけではなく、教育委員会と連携して中学校でのプログラミング教育カリキュラムの開発や教育支援といったIT人材育成を行なっています。

このページでは、サイバーエージェントの事業内容からSDGsの戦略や活動を幅広く紹介します。SDGsのモデルケースとして参考にしていただければ幸いです。

サイバーエージェントのビジョン / 事業

サイバーエージェントの概要

サイバーエージェントは、1998年の設立当初は従業員数は代表取締役社長の藤田晋氏を含め、3名でスタートしましたが、わずか2年で上場を果たしています。

藤田代表は、ビジネスモデルはなく何をするかの具体的なイメージも持っていなかったが、「スゴイ会社を作ろう」という思いで、「まずはインターネットを使った事業を行う」という志でインターネット業界へと着手していきました。

1999年には、「1999年度ベンチャー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、2000年には東京証券取引所でマザーズ上場を果たします。

設立日 1998年3月18日
従業員数 1,602名
連結売上高 4,785億円
子会社数 107社
事業 ①メディア事業
②インターネット広告事業
③ゲーム事業
※2020年9月期

サイバーエージェントの主な事業

サイバーエージェントの事業は、①メディア事業②インターネット広告事業③ゲーム事業の大きく3つで構成されています。

①メディア事業

サイバーエージェントは2004年からブログを中心とした「Ameba」が開始し、時代の変化に対応しながらさまざまなメディアサービスを提供し続けています。2016年には、動画事業の参入しており、インターネットテレビサービス「ABEMA」を開局し、新たなマスメディアとして老若男女に注目を集めています。

ABEMAの特徴は、TVクオリティでありながらも好きな番組を24時間視聴できることです。ニュース、アニメ、ドラマ、スポーツ、趣味など豊富なチャンネルを揃えられるのは、株式会社テレビ朝日との合弁会社として設立したからです。

(※注1:株式会社AbemaTVは、株式会社電通及び株式会社博報堂DYメディアパートナーズを割当先とする第三者割当増資、資本業務提携を2018年10月31日に行なっている)

②インターネット広告事業

同社は従来からインターネット広告を手掛けていますが、近年はAIなどの最先端技術を研究するAI Labを設立し、広告事業に最先端技術を積極的に取り入れています。

インターネット広告事業の代表的なコンテンツをご紹介します。

・「極予測AI(キワミヨソク エーアイ)」

AIを活用した革新的な制作プロセスで広告クリエイティブを制作し、広告効果が出た時のみクリエイティブ制作費を成功報酬とするサービスです。

極予測AIは、現在配信中で最も効果が出ている既存クリエイティブに対し、新クリエイティブの効果予測値を競わせ、AIによる効果予測値が既存1位よりも上回った新クリエイティブのみを広告主に納品します。先行テストでは、2.6倍の広告効果がありました。

・「極予測TD(キワミヨソク ティーディー)」
「極予測TD」は、数億を超える検索キーワード全てに対して自動で広告テキストを作成するサービスです。

キーワード毎の品質スコアを向上させる施策を継続的に実施することが可能です。また、全ての検索キーワードにおいて「効果予測AI」を実施し、新規テキスト同士の効果予測ではなく、「現在配信中で最も効果が出ている既存テキスト」に対し新テキストの効果予測値を競わせ、AIによる効果予測値が既存1位よりも上回った新テキストのみを広告主に納品し、広告配信可能です。

先行テストでは2.3倍の広告効果がありました。

サイバーエージェントのインターネット事業は、AIを活用した広告効果の最大化を行う役割も担っています。

③ゲーム事業

日本のゲーム市場は、中国、アメリカに続く世界3位になっており、サイバーエージェントでも力を入れている事業となっています。「アイドルマスター」「バンドリ!」「グランブルーファンタジー」などロングランヒットのゲームアプリを多く輩出しています。

上記、3つの事業の中で最も売上を牽引しているのが広告事業で、続いてゲーム事業、メディア事業と続いています。

引用】(※2020年1Q調べ)

サイバーエージェントのビジョン

21世紀を代表する会社を創る

サイバーエージェントは、成長産業であるインターネットに軸足を置き、変化する時代に対応できる力を大切に「技術力」「創出力」「人材力」を強みに、持続的な成長を目指しています。

その中で、持続的な業績の拡大、地域社会への貢献などに着手しています。

サイバーエージェントとSDGs

直接関係するSDGs目標

サイバーは、SDGsの17項目の内、8つのテーマに取り組んでいます。
下記では、その内5つのテーマの取り組みを紹介します。

①健康と福祉(目標3:すべての人に健康と福祉を)

サイバーでは、社員を含め、多くの人たちの健康な生活のサポートに取り組んでいます。
その中で「順天堂大学との産学協同プロジェクト」を立ち上げています。自律神経のセルフコントロールをサポートするアプリ「CARTE(カルテ)」を順天堂大学教授である小林弘幸先生監修のもと、リリースしています。

自律神経の簡易診断ができ、脈拍リズムから自律神経の状態から、ストレスや疲労の指標「自律神経活動量」と、交感神経と副交感神経のバランス、さらには2つの総合スコア化した「インナーパワー」を評価し多くの人々の健康をサポートしています。

②教育

小学校向けプログラミング教育サービスの普及を促進しています。
テクノロジーを活用し21世紀をリードしていく人材の育成は、IT産業の国際競争力を高め、持続的成長の可能性を高め、優れたエンジニア人材の不足という経営リスクを低減する取り組みです。

サイバーでは、2013年5月にライフイズテック社と合弁し、小学生向けプログラミング教育事業を行う(株)CA Tech Kidsを設立しました。

現在までに約30,000人の子どもたちにプログラミング学習の機会を提供しており、高度なプログラミングを学べる「Tech Kids School(テックキッズスクール)」では、多数の小学生がオリジナルのiPhoneアプリケーションをApp Storeにリリースしているほか、各種プログラミングコンテストで入賞を果たす生徒を輩出しています。

また、2020年にはすべての小学校でプログラミング教育が必修となる一方、子どもにプログラミングを教えるための優れた教材や指導者の不足、都市部と地方における教育機会格差などのプログラミング教育の普及にむけた課題解決のため、オンラインプログラミング学習サービス「QUREO」を開発しています。

今後も、持続可能な成長のため、次世代に続く人材を育てていく取り組みを行なっていく予定としています。

③ジェンダー平等

サイバーエージェントは、ライフステージの変化をサポートする施策をはじめ、性別を問わず優秀な社員がモチベーション高く、長く働き続けられる環境を整備しています。

その中で代表的なのものは、女性活躍推進制度「macalon(マカロン)」です。
女性が出産・育児を経ても働き続けられる職場環境の向上を目指して8つの制度を設置しています。

制度 内容
エフ休 女性特有の体調不良の際に、月1回取得できる特別休暇
妊活休暇 不妊治療中の女性社員が、治療のための通院等を目的に、月1回まで取得可能な特別休暇
婚活コンシェル 婚活に興味がある社員や、将来妊娠に不安がある社員が、専門家に月1回個別カウンセリングで相談できる制度
キッズ在宅 子どもの急な発病や登園禁止期間など、子どもの看護時に在宅勤務できる制度
キッズデイ休暇 子どもの入園・入学式や親子遠足、参観日といった学校行事や記念日に取得できる特別休暇
認可外保育園補助 認可保育園・認証保育園に入れないために仕事復帰ができない社員を対象に、高額な認可外保育園料の一部を会社が負担することで社員の仕事復帰を促進する制度
おちか区ランチ 居住する市区町村によって異なる保活情報や育児にまつわる情報について、ママ社員同士で情報交換・相談できるよう、同じ市区町村に住むママ社員(妊娠中のプレママ社員・産休育休中のママ社員も含む)が集まるランチ代を補助する制度
ママ報 ママ社員向けの社内報の配信

上記のような制度を設置することで、サイバーエージェントでは、働くママの割合は27%育休・育休後の復帰社員は90%女性管理職のうちママ比率34%と女性にとって働きやすい環境が整っていることがわかります。

※管理職 マネージャー以上と、一定グレード以上のプロデューサー・ディレクター職
※サイバーエージェント単体 役員・正社員1,602名(2020年9月末時点)

④技術革新

最新技術の研究開発、新規事業に積極的に投資し、新しい産業の発展を推進しています。
代表的なものは、緊急情報インフラとしての「AbemaTV」です。スマートフォンで最新のニュース・情報を無料で閲覧するだけでなく、緊急地震速報など災害などの有事には、緊急チャンネルを増設し、24時間リアルタイム被災者向けの情報を提供しています。
インターネット時代の新たな情報インフラとしての機能を担い、その社会的役割の重要性を意識した事業活動を推進しています。
また、最新ゲーム基礎技術の開発では海外を拠点として展開しており、世界に向けた技術革新にも着手しています。

⑤つくる責任

環境負荷の低減と事業活動の効率性の両立による、持続可能な取り組みを推進しています。環境負荷の低減の取り組みとしては、ペーパーレス化の促進、機密保持とリサイクルのため、オフィス内の文書廃棄には専門ボックスを設置しています。
それだけでなく、スタジオ照明のLED化使用済み化粧品の容器の回収、CO2排出量データの計測を行い、排出量の削減を行なっています。

最後に

サイバーは、これからも「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げて、どんな変化にも対応できる体制を整え、技術力・創出力・人材力を活かして会社として大きく飛躍していきます。
インターネットを主軸に今後もどのように事業を拡大していくのか、目が離せません。

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