房総半島沖の海底に大量のプラスチックごみ|JAMSTECが発表

#SDGs目標14 2021.04.15

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引用:JAMSTEC公式ウェブサイト

海洋研究開発機構(JAMSTEC)は3月30日、房総半島から約500km沖、水深6000m付近の海底を調査した結果、プラスチックごみが大量に見つかったことを明らかにした。

今回の調査対象となったのは、日本近海で大量のプラスチックごみが集積されていると予想されている海域の1つである房総半島沖の「黒潮続流・再循環域」。2019年9月に有人潜水調査船「しんかい6500」を使って実施した調査で、当該海底に大量のプラスチックごみが集積していることがわかったという。

見つかったプラスチックごみの8割以上は、ポリ袋や食品包装などの「使い捨てプラスチック」だった。昭和59年製造と記された食品包装がほとんど無傷な状態で見つかったことから、水温の低い深海底に到達したプラスチックは極めて長い時間残り続けると考えられる。

また、プラスチックごみの密度(平均4561個 km-2)は、過去の記録と比べて2桁以上高かった。海溝や海底谷など、ゴミが集まりやすい窪地と比較しても高い値を示している。黒潮によって運ばれる大量のごみの一部は沈降して日本周辺海域の深海底に堆積していること、「黒潮続流・再循環域」の深海底がプラスチックごみの主要な溜まり場の1つになっていることを示唆しているという。

◎各国の1日あたりのプラごみ排出量とその管理状況を示した図
大量排出域から漏出したごみの一部は黒潮に乗り、日本近海を北上する。
引用:JAMSTEC公式ウェブサイト

JAMSTECによると、毎年1000万トンを超えるプラスチックごみが海洋に流出しているが、そのうち海面に浮かぶ量は44万トン程度。残りの大部分の最終的な集積地は深海底だと推定されてはいるものの、実態は解明されていない。

東アジアの大量排出域や日本南方から黒潮に乗って運ばれるプラスチックごみは、四国沖の「黒潮・再循環域」の表層に長時間滞留する可能性が指摘されている。その直下の海底には表層から沈殿したごみが大量に溜まり続けていることも想定されており、今後調査を実施していく予定だ。

なお、SDGsゴール14「海の豊かさを守ろう」では、海洋ごみなどが原因で発生する海洋汚染を大幅に削減することが掲げられている。

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