《必見》絵本で学ぶSDGs|絵本の可能性とは?おすすめの絵本を紹介!

#基礎教育#子供#学習#持続可能 2022.01.17

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【更新日:2022年11月9日 by ナオ

持続可能な社会を実現するための目標であるSDGsは、2015年に国連で採択されて以来、徐々に認知されるようになり、最近では小学校や幼稚園でSDGsの教育が行われるなど、大人だけでなく子どもにとっても考えるべき問題となりました。

しかし、SDGsは世界規模の目標を掲げているため、子どもにとってはイメージしづらい部分もあり、SDGsについて理解を深めることができない子も多いかもしれません。

そこでこの記事では子どもでも取り組みやすい、SDGsをテーマとした絵本を紹介します。
ぜひお子さんに絵本を読み聞かせる際などに活用してみてください!

絵本でSDGsを学ぶ2つの理由

絵本自体の多様性

1つ目の理由は、絵本の多様性にあります。
絵本は小説などの本と比べて、バリエーション豊かなのが特長です。

テーマをとっても、昔話から未来の話、日常生活をテーマにしたものや非現実的なものが違和感なく展開され、登場人物も人はもちろん、昆虫や魚、植物、物などたくさん登場します。
また本の 形も大小さまざまで、絵だけではなく、写真や立体的なイラストで表現している絵本もあります。

このように、たくさんの種類がある絵本はまさに多様性そのものであり、SDGsを普及する存在としてあるべき姿をしています。

子どもにも大人にもメリットがある絵本

2つ目の理由は、絵本特有の「読み聞かせ」にあります。

子どもにとっては、絵本を通してさまざまな言葉や表現に触れ、文章を理解しようとすることで学習能力や文章力の向上が期待できます。また、登場人物の気持ちを考えることで人を思いやる心も成長します。さらに絵本の内容を理解しようと耳を傾けることで、一つのことに集中する力も伸びます。

保護者にとっては、子どもとのスキンシップをはかるきっかけにもなりますし、文章を音読することで脳の前頭前野が活性化され、集中力アップや思考力、記憶力アップにつながります。

また、SDGsを絵本で学ぶ1番のメリットは、親子で一緒になってテーマに向き合えることです。SDGs達成のために特にこれをしなければならないといったルールはありません。易しい文章や絵から、世界で起きている問題に対する想像を膨らませ、何に困っているのか、私たちには何ができるのかを一緒に考えることができるのは絵本ならではです。

SDGsを学べるおすすめの絵本8選

それではSDGsがテーマとなっている絵本を8冊紹介します。
絵本の詳細は、各画像下のURLから参照できます。

へいわってどんなこと?

引用:童心社

へいわってどんなこと?
作者 浜田桂子/著
出版社 童心社
金額 1,650円(税込)
対象となるSDGsのゴール 16.平和と公正をすべての人に

いろいろな視点から平和について考え、平和の意味を問う絵本です。日本と中国と韓国の3カ国の絵本作家が各国の歴史を踏まえて、協力して完成させました。

易しい絵と言葉で平和について考えるおすすめの1冊です。

ルブナとこいし

引用:BL出版

ルブナとこいし
作者 ウェンディ・メデュワ/著

木坂涼/訳

出版社 BL出版
金額 1,650円(税込)
対象となるSDGsのゴール 10. 人や国の不平等をなくそう

16. 平和と公正をすべての人に

主人公のルブナは難民キャンプのテント村で暮らしています。恵まれない環境で生活するルブナの思いが中心に書かれ、とても感動する絵本です。

難民について考えるきっかけとなるような絵本です。

わたしたちの家が火事です

引用:鈴木出版

わたしたちの家が火事です
作者 ジャネット・ウィンター/著

福本友美子/訳

出版社 鈴木出版
金額 1,650円(税込)
対象となるSDGsのゴール 13. 気候変動に具体的な対策を

この絵本は、最近メディアでも話題のスウェーデンの17歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんの活動を描いたものです。

地球環境のために何ができるのか考えさせられる絵本です。

プラスチックモンスターをやっつけよう!きみが地球のためにできること

プラスチックモンスターをやっつけよう!

きみが地球のためにできること

作者 高田秀重/監修 クレヨンハウス編集部/編
出版社 クレヨンハウス
金額 1,760円(税込)
対象となるSDGsのゴール 12. つくる責任つかう責任

この絵本は、プラスチックの削減を目指すことを訴えており、具体的な取り組み例なども載っているのが特徴です。
第68回産経児童出版文化賞JR賞も受賞しており、プラスチック問題を考えるのにおすすめです。

地球のことをおしえてあげる

引用:鈴木出版

地球のことをおしえてあげる
作者 ソフィー・ブラッコール/作

横山和江/訳

出版社 鈴木出版
金額 1,760円(税込)
対象となるSDGsのゴール 16. 平和と公正をすべての人に

語り手であるクイン少年が、「地球ってこんなところなんだよ」と、宇宙のどこかにいる友だちに向けて手紙を送ります。

ニューヨークタイムズ2020子どもの本ベスト25にも選出されており、多様性について考えることができる絵本です。

へいわとせんそう

へいわとせんそう
作者 たにかわしゅんたろう/著
出版社 ブロンズ新社
金額 1,320円(税込)
対象となるSDGsのゴール 16. 平和と公正をすべての人に

こちらも平和について考えさせられる絵本ですが、見開きで左側が「へいわ」、右側が「せんそう」の絵が描いてあることが特徴です。
全ての絵が白黒で非常にシンプルなのですが、そのシンプルな「へいわ」と「せんそう」の対比が非常に印象的で平和について考えさせられます。

わたしがかわる みらいもかわるSDGsはじめのいっぽ

引用:汐文社

わたしがかわる みらいもかわるSDGsはじめのいっぽ
作者 原琴乃/著
出版社 汐文社
金額 1,962円(税込)
対象となるSDGsのゴール 全て

この絵本の作者である原琴乃さんは、外務省で国内外のSDGs推進を担当してきたSDGsの第一人者です。子どもが幼い時から、自らの力で持続可能な社会づくりの担い手として成長していくためのきっかけをつくっていきたいとの願いから企画され、SDGsを初めて学ぶための絵本としておすすめです。

もったいないばあさん

もったいないばあさん
作者 真珠まりこ/著
出版社 講談社
金額 1,650円(税込)
対象となるSDGsのゴール 12. つくる責任つかう責任

14. 海の豊かさを守ろう

この本は、物を大切にする心が自然に育つベストセラー絵本です。

もったいないばあさんの評価は高く、環境省と講談社は共同で「もったいないばあさんプロジェクト」を行なっています。日本の「もったいない」の精神を世界に普及・定着させることが目的で、アニメ化もされています。

SDGs×絵本プロジェクト

番外編として、SDGsに関する絵のプロジェクトをご紹介します。

TOKYO FM『サステナ*デイズ』SDGs絵本プロジェクト『みんなのうみ』

引用:東京FM

SDGsをテーマにした生放送番組である「サステナ*デイズ」は、1月から「子どもたちと一緒に安心してくらせる未来を絵本にしよう!」というキャッチコピーのもとSDG×絵本のプロジェクトを進行していました。これは、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」をテーマに、子どもたちが大好きな“海”を大切にする気持ちを描いてもらい、応募で集まった絵から1冊の絵本を作成する企画で、2021年4月に完成しました。

この「みんなのうみ」絵本の受賞作品は、番組特設ホームページで公開中です。

受賞作品の公開ページはこちら▼
https://audee.jp/news/show/75066

まとめ

今回は、SDGsが学べる絵本を紹介しました。

SDGsについてとっつきにくいイメージを持っている方や、子供と一緒に学びたい方はぜひ参考にしてみてください。

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