「SDGsすごろく」というゲームがあることをご存知ですか?
家庭でも、外でも、複数人でも楽しめる「SDGsすごろく」は、実は様々な種類があります。今回は、そんな「SDGsすごろく」を独自の視点から網羅的にご紹介します。
無料のものから凝った作りのものまで、ご自身の用途にあったものを見つけてください。
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すごろくとは
すごろくは実は、紀元前にはすでに誕生していたとされ、日本には平安時代に伝来し、プレイされていたとされています。
有名なボードゲーム「バックギャモン」も、実はすごろくの仲間に入ります。
今回は、ローマ帝国やインド、イタリアなどでも広くプレイされてきた伝統的なゲームを通じて、現在の問題を解決する一歩を踏み出しましょう。
SDGsを学べるすごろく3選
① 国連の開発したSDGsすごろく「ゴー・ゴールズ」
「ゴー・ゴールズ」は、国連広報センターウェブサイトにて提供されているすごろくゲームです。
英語・中国語・フランス語など様々な言語でも作成されており、世界で最も有名なSDGsすごろくと言っても良いかもしれません。
国連地域広報サービス(UNRIC)がElyxの創作者ヤシン・ アイトゥ・カシ(YAK)の協力を得てつくり、国連広報センター(UNIC Tokyo)が日本語版を制作しました。
複製は、無料で提供するものであれば、事前の許可は必要ないとされています。
遊び方
⑴遊戯盤・クイズを国連広報センターからダウンロードします。 |
⑵「ゴー・ゴールズ」には63個のマス目があり、サイコロを振って出た数だけコマを前に進めます。この時、SDGsの17の目標のいずれかのマス目で止まったら、クイズのカードを引きます。 |
⑶正解を答えれば、もう一度サイコロを振ることができます。2030と書かれたゴールに最初にたどり着いたプレイヤーの勝利です。 |
2030がゴールとなっているのは、SDGsの達成目標として2030年が設定されているからですね。
こうした小さな疑問を聞いたり、答えたりするやり取りの中で、SDGsに対する理解が深まっていくことが貴重な経験となることは間違いありません。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
② 横浜市「横浜ワールドポーターズSDGsすごろく」
こちらは、横浜市を舞台にした独特なSDGsすごろくです。サイコロや質問カードなどは必要なく、ダウンロードしたゲーム盤と鉛筆さえあれば良いという手軽さがおすすめポイントです。
横浜を訪れたことがある人は、このすごろくを通してSDGsを学びながらも楽しかった旅の思い出話に花を咲かせることができます。また、訪れたことがない人や子どもにとっては、「これは何?」「この建物に行ってみたい」など、好奇心を刺激する効果もあると言えるでしょう。
ダウンロードはこちらからどうぞ。
③ 防災教育学会のSDGsすごろく「防災SDGsすごろく」
防災教育学会が製作した「防災SDGsすごろく」は、パソコンによるダウンロードの必要がありません。
また、カラフルで幅広い年齢にもわかりやすいこの製品は、授業のアクティビティとしても取り入れられるように詳しい解説書が付属しています。
すごろくシート・サイコロ一つ・コマ六つ・問題集・解答用紙・解答集が一セットとなっており、定価は1500円+税となっています。
こちらから購入できます。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます!
「SDGsすごろく」は今すぐにでもダウンロードできるものから、オンラインで購入できるものまであることがおわかりいただけたかと思います。
最後にもう1つ、誰も知らないSDGsすごろくをお伝えします。それは、「自作のSDGsすごろく」です。
イラストアプリを使わずとも、すごろくは手書きのプレイ盤でも楽しむことができます。あと必要なのはサイコロのみです。自作であれば、それぞれのマス目に自分や相手が興味のありそうなテーマを設定したり、舞台を自分たちの住む街にしたりということができます。
その時々のメンバーの年齢や関心に応じて、自分で作ってみることもSDGsアクションの一つと言えるかもしれません。