アイドルの力でSDGsを広めたい!CoCoLo♡RiPPLeが新たなライブを実施

2023.04.28

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【更新日:2023年4月28日 by 中安淳平

2023年4月9日に、SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで「ACTION FOR THE FUTURE 〜アイドルの力で地球を救う!〜2023 SPRING」が開催された。昼公演には、コーディネーターのCoCoLo♡RiPPLeや、透色ドロップ、PANDAMIC、C;ON、マジカル・パンチラインらが登壇し、ライブ中盤にはSDGsトークコーナーにて生活に身近なSDGsについて語った。

今回の記事では、ACTION FOR THE FUTURE 〜アイドルの力で地球を救う!〜2023 SPRINGに加えて、ライブ終了後のCoCoLo♡RiPPLeにインタビューをした様子をレポートしていく。

アイドルの私生活大公開「SDGsライフチェック」

SDGsという言葉は聞いたことがあるが、自分の生活にどう結びついているのかを考える機会はまだ少ない。そこで、ライブ中盤にはSDGsを身近に感じてもらうため、出演する全てのアイドルが集まり、SDGsトークコーナーが実施された。

ゲストには普段から企業や自治体にSDGsやサステナビリティのコンサルティングを行う濱田 佳奈子さんを迎え、アイドルの1日の生活をSDGsに関する視点から解説していった。今回私生活を公開したのはCoCoLo♡RiPPLeの七森ひなさん。

知ることがファーストステップ!できることから始めよう

日常生活でSDGsを意識できる点として、お風呂の水の使いすぎを防ぐことや買い物時にペットボトルやレジ袋の購入を控えること、食べ残しを防ぐことなどが挙げられた。

ゴール14の「海の豊かさを守ろう」に繋がるマイクロプラスチック問題に関連し、2050年には魚の量よりもプラスチックの量が多くなるという事実に一同驚いていた。

SDGsに関しては、知ることがファーストステップであり、このイベントでSDGsを知ることができた来場者の明日からの行動が変わって欲しいとトークコーナーを締め括った。

今回のチケット代の一部は、TABLE FOR TWO(https://jp.tablefor2.org)に寄付される。

CoCoLo♡RiPPLeメンバーが実践する身近なSDGsアクションとは

SDGsトークコーナー終了後のCoCoLo♡RiPPLeにインタビューを行った。

ーー身近なSDGsから実践できるようライブではトークショーが行われていたが、メンバー自身が行っているSDGsアクションとは?

筒井陽美(ぶーちゃん)

私は最近1人暮らしを始めて1年が経ちました。自炊をするようになり、食材は1人分でちょうど良い量を買うように心がけています。また、CoCoLo♡RiPPLeで普段は捨ててしまう食材を使った料理をしたこともあります。SDGsの知識を活かし、料理を通して食品ロスを減らすことで、SDGsに貢献していると感じています

七森ひな(ひな)

私は刺繡が趣味なので、少し飽きてしまった洋服などに、刺繍で模様をつけています。自分でリメイクをして、もう一度新しい服として着る「アップサイクル」を実践しています。

佐倉春来(はるく)

最近、学校の生徒会でSDGsに関する活動を行うようになりました。最初は私一人だったのですが、徐々に多くの人が参加してくれるようになりました。現在は学生たちがたくさんペットボトルを買うので、どうやって分別をし、どこに持っていくかを調べる活動をしています。

清水ゆな(ゆな)

私は世界史が好きで、世界史の講師として塾で働いています。世界史は、SDGsのゴール10である、人や国の不平等をなくそうと繋がっていると思います。歴史という観点から不平等について、生徒のみんなと考えてみたり、ディスカッションをするのが、SDGsに繋がっているのかなと思います。

葉山ゆず(ぽんちゃん)

私は、普段ethique(https://ethicame.com/shop/pages/ethique-top)というブランドの固形シャンプーを使っています。シャンプーは、ボトルや詰め替え用の容器など、多くのプラスチックを捨ててしまうじゃないですか。それらを固形にすることで、環境に配慮できるようになると思います。また、メイク用品なども動物実験を行っていないものを使ってみるなど、いろいろ使うものを考えて生活するようになりました。

ーー今一人ひとりが実践するSDGsアクションをグループの中で共有する機会はあるか。

筒井陽美(ぶーちゃん):共有する機会を自分達で意識的につくるというよりも、普段から「こんなのあったよ」と気軽に意見交換をしています。オーディションの時から、「私はこの課題に興味があって・・・」という話を雑談の延長で行っています。

佐倉春来(はるく):それでいうと、最近、陽美(ぶーちゃん)から「100%再生可能エネルギー」で動いている電車の写真が送られてきました。「こんなのあるの!」と驚きました。

筒井陽美(ぶーちゃん):「目の前の電車これ!」と思わず皆に連絡しました。各々がSDGsの中でもどの方面に興味があるかをを知っているので、その分野について、疑問とか、興味があることに関して、お互いに質問し合ったりしています。

ーーイベント内で衣服製造時の大量の水の使用について触れた際に、衣装がカーテンの切れ端から作られているとあったが、他に衣装のおすすめポイントはあるか?

佐倉春来(はるく):一見すると形が崩れているように、バラバラに見えるかなと思うのですが、これには、バラバラな世界が再結集していくみたいな願いも込められています。カーテンを使ってできているようには見えませんし、カーテンを衣装にアップサイクルしているのは、私たちらしくてとてもお気に入りです。

ーーSDGsは2030年までの目標で、刻一刻と期限が近づいている。2030年までにもっと発信していきたいと思っていることはあるか。

筒井陽美(ぶーちゃん):私個人は「SDGs=難しい・よくわからない」とマイナスなイメージを持つ人が多いと感じているのですが、「SDGs=CoCoLo♡RiPPLe」と私たちの顔や楽曲を浮かべて、楽しい・かわいい・ダンスいいよね!などポジティブな印象が伝わればいいなと思っています。

七森ひな(ひな):私は元々海外へ1人旅に行くのが趣味で、コロナ禍の1年間をフィリピンで過ごしました。そこで現地の貧困問題などを肌で感じ、日本の人にフィリピンや海外で起きている問題をもっと身近に感じてほしいと思っています。

佐倉春来(はるく):私は、日本ではSDGsがまだ広まっていないと感じています。2030年までに一人一人がSDGsに関心を持ち、世界中の貧困や飢餓に苦しむ国にも目が向けられるような世界になっていてほしいと思っています。

清水ゆな(ゆな):私はジェンダーについて関心があって、日本で1番遅れているのは、ジェンダー問題だと思っています。最近もジェンダーに関する悲しいニュースが多いので、考えてもらうきっかけを、アイドルとして楽しく、そしてわかりやすく提供できればと思っています。

葉山ゆず(ぽんちゃん):はじめはSDGsという単語すら知りませんでしたが、オーディションを通して、学んでいくことができました。そんな当時の私と同じように、SDGsを詳しく知らない人もまだまだいるのかなと感じています。私たちの楽曲やパフォーマンスを通じて少しでもSDGsを伝えていけたらいいなと思います。

さいごに

アイドルや来場者に、SDGsを身近に感じて欲しいという想いを込めて実施された「ACTION FOR THE FUTURE〜アイドルの力で地球を救う!〜」は今までにない形のライブとなった。今後も2030年に向けてSDGsアクションをさらに重ねていくCoCoLo♡RiPPLeの活動に密着していきたい。

CoCoLo♡RiPPLeのYouTubeチャンネル『ココリプ♡Beep』にてSDGsに関するコンテンツを配信中

CoCoLo♡RiPPLeの過去のインタビュー記事はこちらから↓

 

 

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