街に隠れたSDGsたち|コンビニの取り組み編

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突然ですが、みなさんは一週間にどれくらいコンビニに行きますか?

私はステイホームが始まってから、ほぼ毎日コンビニのお世話になっています。

私たちの生活においてなくてはならないコンビニでもSDGsの取り組みが増えてきています。食品から日用品まで数多くの商品を扱うコンビニならではのSDGsへの取り組みとはなんでしょうか。

今回はコンビニ大手3社のSDGsの取り組みをご紹介し、コンビニとSDGsのつながりを紹介していきます。

コンビニの重要性

今、社会の中でコンビニエンスストアが担う役割はどんどん大きくなっています。

おにぎりや弁当、飲料などの食料の流通だけでなく、宅配便の受付、ATMの設置、公共料金の支払いなど、コンビニエンスストアの利便性は日に日に向上しています。

東京だけでも7,785店舗のコンビニエンスストアがあります。(※2020年3月)

社会の中でさまざまな機能を担うようになったコンビニエンスストアは、SDGsの達成にも欠かせない存在となっています。

国内第2位の店舗数を誇るファミリーマート

ファミリーマート16,631店舗を抱える日本を代表するコンビニチェーンです。

1973年埼玉県に実験第1号店を開店したファミリーマートは、2009年には、am/pmを合併し国内第2位の店舗数を抱えるコンビニチェーンに成長しました。

ファミリーマートは、SDGsにも積極的に関わり、以下の5つの重要課題を掲げ、解決のための取り組みを行っています。

①環境配慮を通じた「地域と地球の未来」への貢献
②人に寄り添う地域活性化拠点としての進化
③「便利で豊かな生活」を実現する安全・安心な商品・サービスの創出
④お取引先とともに持続可能なサプライチェーンを追求
⑤働きがいのある組織風土・人づくり

これらを元に、ファミリーマートは店舗ではもちろんのこと企業内において様々な取り組みを行なっています。

①環境配慮を通じた「地域と地球の未来」への貢献

環境問題の解決のためにファミリーマートでは環境のことを思いやったエコフレンドリーなパッケージを取り入れています。

今やファミリーマートの看板商品となった、「お母さん食堂」のパッケージにはガス置換包装が採用されています。

ガス置換包装とは、二酸化炭素と窒素の注入によって食料の酸化を防ぐ仕組みのことです。

この仕組みは、食品のもちを良くして食品ロスを減らす効果が期待されます。

関係するSDGs 6,7,8,9,11,12,13

②人に寄り添う地域活性化拠点としての進化

ファミリーマートでは、自治体との連携を通し地域の活性化に貢献しています。

具体的な取り組みとして、店舗における地域との見守り協定があります。

子供や高齢者といった方々が安心安全に街で暮らせることを目指して、速やかな通報や連絡を心がけています。

関係するSDGs 4,9,11,16,17

③「便利で豊かな生活」を実現する安全・安心な商品・サービスの創出

ファミリーマートでは、市民の暮らしやすさや生活の質向上を目指してサービスや商品を提供しています。

特に力を入れている取り組みはファミ横商店街です。
ファミ横とは、レジ横で展開されている商品棚のことです。

実は、このレジ横のお惣菜コーナーは、消費者の利便性を意識して設置しています。
レジですぐお惣菜が買えると、店内を回る必要がなく時間が節約できますし、急いでいるときは助かりますね。

このように、商品の配置や、売り方を工夫することで、ファミリーマートは消費者がより便利に買い物を楽しむことができるような取り組みを進めています。

関係するSDGs 2,3,9

④お取引先とともに持続可能なサプライチェーンを追求

ファミリーマートでは持続可能な社会の実現に向けて、お取引先とともに社会的責任を果たすための「サステナビリティ調達原則」と「サプライチェーンCSR行動規範」に従って徹底的な流通管理公平な取引を実施しています。

・サステナビリティ調達原則

生物多様性の保全に配慮し、自然資源の違法な取引、採取、漁獲を排除します。
枯渇の危機にある自然資源を保護し、再生可能な資源の再利用を図ります。
お客さまの安全、安心、健康を最重要事項として農畜水産物のトレーサビリティを確立し、お客さまに分かりやすい情報開示に努めます。
法令や社会規範を遵守し、人権・労働・安全衛生、地球環境保全など社会的責任を果たす生産者・取引先と持続可能な社会を目指します。

・サプライチェーンCSR行動規範

事業活動を通じた環境配慮
環境関連諸法規の遵守
組織の整備と啓発活動

文中から、流通過程における環境への配慮がみて取れます。

関係するSDGs 1,7,8,12,13,14,15,16,17

⑤働きがいのある組織風土・人づくり

ファミリーマートでは、ダイバーシティ推進体制を進めておりハラスメント防止研修や管理職の勉強会といった社員の教育に加え、各部門でダイバーシティ推進地区委員会を設けたりと、ダイバーシティを尊重した社会作りに貢献しています。

社内の意識向上のために「ダイバーシティ・アワード」という制度を設け、各部門での取り組みをコンペティション形式で共有するなど、多様性を育む環境作りに力を入れています。

2019年のアワードの様子

関係するSDGs 4,5,8,10

参考:https://www.family.co.jp/sustainability/material_issues/diversity/diversity/report_diversity.html

セブンの取り組みって?

セブンイレブンはSDGsにおいて以下5つの重要課題を取り上げています。

①高齢化、人口減少時代の社会インフラの提供
②商品や店舗を通じた安全、安心の提供
③商品、原材料、エネルギーの無駄のない利用
④社内外の女性、若者、高齢者の活躍支援
⑤お客様、お取引先を巻き込んだエシカルな社会作りお資源の持続可能性向上

①高齢化、人口減少時代の社会インフラの提供

日常の買い物に困難を感じている高齢者のために店舗が持つ物流インフラを活用し、買い物支援や安全・安心の促進といった便利に暮らすためのサービス提供に取り組んでいます。

例えば、代表的なサービスであるセブン楽々お届け便を使うと電話一本で店内の商品を自宅まで届けてもらえます
このサービスでは、宅配の際に環境への配慮として電気自動車「コムス」を使っていて現在約757台稼働しています。

関係するSDGs 9,11,16

②商品や店舗を通じた安全、安心の提供

セブンイレブンはお客様にとって近くて便利な店舗だからこそ、安全安心に配慮サービスの提供を行っています。

例えば、災害時の安全確保のために一部の店舗「災害時帰宅支援ステーション」として登録し、災害時にトイレや水道      を解放します。

関係するSDGs 2,3,9,11,13

③商品、原材料、エネルギーの無駄のない利用

地球環境を保全し、豊かな自然と持続可能な社会を次世代に継承するため、セブンイレブンでは『GREEN CHALLENGE 2050』を独自の環境宣言として掲げています。

取り組みの一つとして、2015年からサラダカップを環境に優しいバイオマス容器に切り替えています。

関係するSDGs 4,7,12,13,15

④社内外の女性、若者、高齢者の活躍支援

実際の取り組み

セブンイレブンでは性別や年齢にとらわれず全ての人が社会の中で活躍し続けられるように、特にシニア層の雇用に力を入れています。

「定年再雇用制度」を導入して65歳まで雇用期間を延長したり、パートタイム従業員65歳まで働けるよう「シニアパートナー制度」を設けています。

また、これらを希望する人向けの説明会定期的に開催されています。

関係するSDGs 3,4,5,8,10

⑤お客様、お取引先を巻き込んだエシカルな社会作り資源の持続可能性向上

セブンイレブンではお客様やお取引先様を含めた多くの方々に関心を持っていただき、持続可能な社会環境の実現に取り組むために「サステナブル行動指針」を推進しています。

周知・浸透 :説明会の開催
実行の確認:セルフチェックシートの運用
実行の支援:コンプライアンス研修の開催
実行の検証:CSR監査の実施と是正促進

取引先に向けて上記の流れに従ってPDCAを回すことによってより深い理解共感を見込むことができます。

関係するSDGs 2,7,8,10,12,13,14,15,16

参照:https://www.sej.co.jp/csr/sdgs.html

ローソンの取り組みって?

まず、ローソンでは以下の6つを重要課題として掲げています。

①安全・安心と社会・環境に配慮した圧倒的な高付加価値商品・サービスの提供
②商品や店舗を通じてすべての人の健康増進を支援
③働きやすく、働きがいのある環境の提供
④子どもの成長と女性・高齢者の活躍への支援
⑤社会インフラの提供による地域社会との共生
⑥脱炭素社会への持続可能な環境保全活動

①安全・安心と社会・環境に配慮した圧倒的な高付加価値商品・サービスの提供

ローソンでは、消費者にとって高付加価値な商品提供に積極的に取り組んでいます

例えば、通常のローソンでも目にするNatural Lawsonブランド
このブランドでは糖質をおさえたお菓子パンを販売しています。
消費者はNatural Lawsonブランドを通して、健康的な食生活手軽に叶えることができます。

関係するSDGs 2,9,12

②商品や店舗を通じてすべての人の健康増進を支援

実際の取り組み

ローソンでは減塩低糖質添加物削減した商品の開発わかりやすい栄養成分表示への変更をしています。

このように、糖質とカロリーがわかりやすく書いてあります。

関係するSDGs 2,3

③働きがいのある環境の提供

ローソンでは従業員の働きやすさ向上のために、働き方の多様化サポートを積極的に進めています。

その一例として「ダイバーシティを知る・認める・そして価値に変えるにはどうすればよいか?」を考える目的で、全国でダイバーシティ対話大会を開催しています。

関係するSDGs 5,8

④子どもの成長と女性・高齢者の活躍への支援

実際の取り組み

ローソンでは次世代育成高齢者への支援重要課題の解決のために進めています。

次世代育成としてローソンも参画し、出店している京都府にある「京都市スチューデントシティ」では、廃校を生かして「一つの町」を作り出しています。

この街では小学生が主役で、納税するのも働くのも子供達社会の仕組みを体感しながら学べる施設です。
この施設で学ぶことによって、子供達が早いうちから社会の一員としての意識を育むことが期待されます。

関係するSDGs 1,4,17

⑤社会インフラの提供による地域社会との共生

ローソンは少子高齢化社会に伴う人材不足への対応として、社会インフラの提供をしています。
社会インフラといっても大それたものではなく、ATMサービス移動販売といった私たちの生活を豊かにするシステムのことです。
それらが整うことで私たちの生活が豊かになるだけではなく、もともと労働力が必要だった業務が減り人材不足への対策にもなります。

関係するSDGs 11

⑥脱炭素社会への持続可能な環境保全活動

実際の取り組み

ローソンでは脱炭素社会の実現に向けて、2030年1店舗当たりのCO2排出量30%削減という目標のもと店舗で取り組みをしています。

実際、2019年に慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス内に「環境配慮モデル店舗」として新店舗をオープンさせています。この店舗では店内で使用するすべての冷蔵庫・冷凍庫(要冷機器)に“ノンフロン冷凍・冷蔵システム”を導入しています。

ノンフロンは、フロン類に比べて地球温暖化係数が低く、省エネルギー効果が期待できるシステムです。

関係するSDGs 2,7,12,13,14,15

参照:https://www.nishiri.co.jp/knowledge/knows/colum015/

最後に

こうしてみると私達の見えないところでコンビニエンスストアは、まちづくりや地域にも貢献していることがわかります。

もしかしたら、あなたの目の前にあるものにもコンビニの力が及んでいるかもしれません!

お店で行われている取り組みがきになる方は、私達のコンビニ企画の記事も合わせて読んでみてください。

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