デザインスタジオCULUMU、富士通ラーニングメディアと”D&Iから考えるビジネスデザインワークショップ”研修プログラムを提供開始

#d&i#リスキリング 2023.04.12

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【更新日:2023年4月12日 by 中安淳平

東京都渋谷区に拠点を置く株式会社STYZは、寄付決済プラットフォームSyncableの運営を手掛ける企業です。同社は、富士通ラーニングメディアと共に、デザインスタジオ『CULUMU』から「D&Iから考えるビジネスデザインワークショップ」を開催することを発表しました。

デザインスタジオCULUMUは、「企業課題と社会課題の解決を共に目指すインクルーシブデザインスタジオ」として、高齢者、障がい者、外国人、妊娠中の女性などのリードユーザーとの共創型のデザインによって、人に優しいデジタルと事業機会創出に取り組んでいます。「D&Iから考えるビジネスデザインワークショップ」は、社会課題に着目した多様な顧客・市場の理解を深めることで、アイデアを創出し、事業成長のための対話や気付きを基にプロトタイプを開発する研修プログラムです。

D&Iから考えるビジネスデザインワークショップ開発の背景

 

今回の取り組みは、多様性が増加する現代において、人種、性別、年齢、障がいの有無など、様々な背景を持つ人々が社会に存在することが当たり前の時代において、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)に注目が集まっていることや、企業がSDGsやサステナビリティに貢献することが求められていることに起因しています。このような社会情勢を背景に、企業は従業員のリスキリングや再教育、D&Iの啓発などに取り組み、より持続可能な方向に向かうように変化しています。 このような背景に注目し、STYZと富士通ラーニングメディアは、「D&Iから考えるビジネスデザインワークショップ」を開催することで、多様性のある社会において、企業としてSDGsやサステナビリティに貢献することができる人と、事業成長を実現するためのアイデアを生み出すことを目的としています。同ワークショップでは、CULUMUのデザイン思考メソッドをベースに、D&Iをテーマにしたデザイン課題を解決するためのアイデアを、参加者がグループで発表・共有する形式で進められます。

対象

  • 社会貢献活動・CSR・D&Iを推進するためにビジネスを展開したい営業職・技術職・コーポレート職
  • 組織長、管理職、リーダーなどの新規ビジネスや既存ビジネスの改善の方向性を考えている方
  • 組織を変える意識はあるが、ハードルを感じている人事・人材育成・組織開発に関わる方(管理職から若手まで)

プログラムの流れ

①『インクルーシブペルソナカード』を使ったワークショップ

まず、インクルーシブデザインの概念について学びます。インクルーシブデザインは、言語、文化、性別、年齢、障がい、マタニティなどの多様性をデザインアプローチとして考慮し、多様な人に優しいサービスやプロダクトを作り出すことを目的としています。この概念を理解することで、参加者は、製品やサービスの設計において、当事者の視点を取り入れることの重要性を理解することができます。

多様な人々を知ることができる『インクルーシブペルソナカード』を使い、自分たちの提供している事業、サービスがどのような人たちをインクルードできているのか、今後どの人たちを含めていくべきか?をワークを通じて知ることができます。

②  リードユーザーとの対話

次に、社会課題について学びます。例えば障がい者差別やジェンダー格差、少子高齢化社会など、国内外を問わず現代には様々な社会課題があります。これらの社会課題に直面し、いま現在取り組んでいる先駆的なユーザーをリードユーザーと呼びます。参加者はこれらの問題について理解を深め、リードユーザーの方と実際に対話することで、これらの問題に対する現状と改善策について議論する機会を持ちます。

③  アイディエ―ション

参加者は、インクルーシブデザインの考え方を応用して、社会課題を解決するためのアイデアを考えます。アイデアをリードユーザー(当事者や専門家など)に投げかけてフィードバックを得ることで、アイデアを改善していきます。

④ プロトタイピング(自社ビジネス<新規・既存>を企画・立案)

ユースケース例(一部):

参加者は、当事者の視点を取り入れた製品やサービスのアイデアを検討し、プロトタイピングを行います。ユーザー評価によるサービス提供価値の検証、組織的な実行可能性の検証、そしてビジネスとして成立するかどうかのケース検証を実施します。

このワークショップには、社会課題に関心のある企業や、D&Iを取り入れたい企業、また、SDGsやサステナビリティに貢献することに興味のある企業などが参加対象となっており、参加者は、多様な背景を持った参加者との交流や、CULUMUのデザイン思考メソッドを通じたアイデアの共有など、新しい発見や気付きを得ることができるでしょう。

STYZは、これまでにも、多様性を推進する企業とのコラボレーションや、D&Iに関する調査・研究を行ってきました。今回のワークショップ開催により、より多くの企業がD&Iを取り入れ、持続可能な社会づくりに貢献することを期待しています。

「D&Iから考えるビジネスデザインワークショップ」の開催日程は、2023年5月24日(火)に東京都内にて行われます。詳細は、STYZのウェブサイトまたは富士通ラーニングメディアのウェブサイトにて確認することができます。

お申し込みはこちらから

 

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